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東京原風景に、スター・オブ・ベツレヘム

f0053026_2338095.jpg野川。

国分寺から始まり、二子玉川で多摩川に合流する多摩川の支流。
先日、初めて歩いてみたのだけど、菜の花がいっぱい。東京の原風景が続いていた。

水は、きれいで大きな鯉がたくさん泳いでいた。
サギ(鷺)は優雅に川の中を歩き、カワウ(鵜)は、忙しそうに水にもぐったり、水に首をつっこみ何やら餌を探しているよう。八重桜は満開で、その風景に色を添えていた。

向こうからは、遠足の帰りか、小学生がクラス毎に列を成して歩いてくる。
ずーっと菜の花が続く、川べりを歩いて行く遠足!

f0053026_23383911.jpg都内でこんなところがまだあるなんて!
子供に返った気分で、私達も川べりを歩く。
なんて幸せ!!

そして、さらに、なんと、スター・オブ・ベツレヘムに出会ってしまったのだ!

日本に帰化して100年の時が過ぎれば、その土地に全くの違和感無く溶け込む。あまりにも普通にそこにいて、一瞬、ハナニラかと思ったくらい!!

f0053026_23393565.jpgスター・オブ・ベツレヘムの学名は、Ornithogalum umbellatum。ヒヤシンス科(Hyacinthaceae)に属する野草。分類によってはユリ科(Liliaceae)に属する。和名は、オオアマナ。

六枚の花びらは、星のようにピンとポイントを指して広がり、その花びらの根元には、冠の飾りのように雄しべが一つずつ伸びている。花がしっかり開く前の雄しべは、王冠のようだ!

スター・オブ・ベツレヘムは、バッチ・フラワーエッセンスのお花。
ショックを受け、無意識的・意識的に深く傷に止む心を癒してくれるエッセンス。

小さいけれど真っ白なその花の姿は、確かに心を和やかに溶かしてくれそうだ。だけど、優しさの中に、ちょっと強さを感じるのは、尖った花びらのイメージからかな?

f0053026_23395656.jpg実は、スター・オブ・ベツレヘムは、毒性の植物。球根だけでなく、全草に毒を含んでいる。まさに、エッセンスのメッセージのように、心の奥に閉ざされた痛みを抱えているかのようだ!

ハーバリスト達は、スター・オブ・ベツレヘムを様々な状態に活用してきた。恐れや悲しみ、自虐的になるほどの落ち込みに対してや、潰瘍、鼓腸、そして、ガンなどにも使うことがある。その効能が科学的に立証されているわけではないのだけどね。

スリーピーディック(Sleepydick)、グラッシー・リリー(Glassy Lily)、スターフラワー(Star Flower)等々、10数通りの名前を持つスター・オブ・ベツレヘム。それだけに、伝説や花にまつわるお話は多い。

スリーピーディックという名の由来は、朝遅く花開き、夜にはしっかりと閉じてしまうことから。花は、太陽のあたっている時しか開かない。そして、さらに、3、4日くらい、暖かい春でせいぜい1週間くらいしかもたないのである。

思いもせず野川を歩くことになって、昔懐かしい風景に溶け込み、野生のスター・オブ・ベツレヘムに出会えた。幸せな晴れの日だった。
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by phytobalance | 2011-04-29 23:52 | フラワー・Flowers