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アメリカが必要だった?ハナミズキ – ダグウッド

f0053026_1058683.jpgハナミズキのお花もそろそろ終わり。

いつも以上にハナミズが咲き乱れていた今年、やっと上からお花の写真を撮ることができた!

ハナミズキの花は、上を向いている。だから、なかなか撮れなかった。

f0053026_10591811.jpg実は、花だけでない。ハナミズキは、芽も葉っぱも全部上向き。
一つの枝から出る小枝は、もとの枝から、同じ高さを少々保った後、かなり垂直に上に伸びるのだ。芽なんて、モスクワ・クレムリンの屋根、または、甘栗太郎のようなものが、垂直に伸びた枝の上に乗っている感じなのだから、蝋台のようにすら見える。

先日訪れた埼玉県安行の緑地区画で、そんなに大きく成長していないミズキがずらりっと並んでいた!土が背景になってしまうほどの低い位置にお花が!!ここぞとばかりに、写真を撮らせていただいた。


f0053026_11167.jpgハナミズキは、花水木と書くし、すっかりお馴染みの木だけれども、原産は北米。ソメイヨシノをワシントンD.C.に贈ったお礼に、アメリカから贈られたのがハナミズキ日本渡来だそうだ。

ハナミズキのアメリカ名は、ダグウッド(Dogwood)。実は、アメリカ、特に東部では、日本の桜に匹敵するほどに、アメリカを代表する樹木。バージニア州とノースキャロライナ州の州花になっているほどだ。桜のお礼にふさわしいステータスを誇っている。

ハナミズキ(Benthamidia florida)は、日本原産の同じミズキ科(Cornaceae)ミズキ属(Corus)のヤマボウシ(Benthamidia japonica)の近縁種。ヤマボウシも街路樹や庭木としても見られるけど、涼しめの山地や自然公園などで出会いやすい。ハナミズキは、自然の中では出会えないし。開花はハナミズキより1、2ヶ月遅い。

f0053026_1101743.jpgFESのフラワーエッセンスにはハナミズキ、ダグウッドがある。
こちらは、パシフィック・ダグウッド(Corunus nuttallii= Benthamidia nuttallii)と呼ばれるアメリカの西北部に生育するハナミズキの仲間。

肉体的にとても厳しく、辛いことを経験したり、そのような状況を過ごしている心と身体を癒すエッセンス。肉体的に過酷な経験や状況は、エーテル体を縮ませ、肉体はひどく硬直してしまう。そのため、そこに魂が留まることを困難にしてしまう。身体のみならず、感情も固まってしまう。

ハナミズキのお花の白い(ピンクの)部分は花びらではなく苞葉。真中に小さな黄色い部分が、お花。お花たちがところ狭しと密集している姿は、固まって縮まってしまった肉体や感情の表わしているよう。

f0053026_1122286.jpgそして、堅いといえば、ハナミズキの幹。ものすごく堅い。ネイティブ・アメリカンたちは、矢や剣に使っていたし、後に、鋤や熊手の「フォーク」の部分や、車輪のハブにも使われた。今ではゴルフのクラブヘッドにも利用されるほどだ。まさに、硬直した肉体だ。反対に樹皮は、とても薄くって、虫にやられやすい。縮まってしまって元気が無いエーテル体のようだ!

ネイティブ・アメリカンたちは、ハナミズキを薬用植物としても使ってきた。ハナミズキの樹皮はマラリアの薬として用いられたし、樹皮、花、果実はお茶にして、熱や悪寒、そして、疝痛に用いた。また、歯を白くするために、ハナミズキの枝を噛んでいた部族、樹皮の内側の部分をタバコに混ぜ、儀式の時に用いた部族もいたそうだ。

f0053026_1134965.jpgダグウッドの開花は、また、ネイティブ・アメリカンたちにとっては、トウモロコシを植える時期のお知らせだった。


北米生まれのハナミズキは、古くから、その大地に住む者たちにとっては、最も身近で、有用で、そして、重要な樹木のひとつだった。

だけれども、その花こそは、ヨーロッパ移民たちによって過酷な運命を辿らざるをえなかったネイティブ・アメリカンたち、さらに、過酷な環境の新大陸開拓のために、幾重の苦難を乗り越えていった、そのヨーロッパ移民たちが、必要としたものだったに違いない。ダグウッドのフラワーエッセンスは、そう伝えている。


*写真は、全て、Benthamidia florida
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by phytobalance | 2011-05-10 11:18 | フラワー・Flowers