今年で3回目となったスピエネットの富士山イベント。
スピエネットとは、スピリチュアリティとエネルギーケアのネットワークという意味で、NPO法人日本ホリスティック医学協会のホリスティックネットワーク企画のひとつです。
ヒーリングタッチ東京は、その参画団体のひとつですが、他に、日本サトルエネルギー学会、サイモントン療法、スピリチュアルケアワーカー協会、アントロポゾフィのための医師会などが、参加しています。
これらのスピリチュアリティとエネルギーケアを探求している団体が一堂に会し、それぞれが目指していること、考え方などを互いに学び、スピリチュアリティとエネルギーケアについての理解を深めるというもの。
今年の富士山のイベントは、いつもの朝霧高原で初の一泊2日のリトリート・ワークショップ。例年より参加者はぐっと少なかったのですが、その分密度が濃く、充実した2日間となりました。
ヒーリングタッチ東京は、初日にセルフケアのためのヒーリングタッチのテクニックをお伝えする時間枠をもらっていたのですが、その前の野外散策が雨で中止。急遽その時間に、ヒーリングタッチの入門を行わせていただきました。
入門の部分の資料は用意していなかったことと、時間がいつもの紹介セミナーより短かったこともあり、とにかく実習を中心に皆さんにヒーリングタッチをご紹介いたしました。いつもと勝手が違ったので、少々とまどいもあったのですが・・・
まず、ヒーリングタッチをする前に必ずしなければならない「グラウンディング」の練習をペアになって行いました。声の誘導に従って短くイメージングするだけグラウンディングできてしまう、その違いを皆さん実感されたようです。そして、ヒーリングタッチのテクニックは、ヒーリングタッチの手順に従って、導入、エネルギーチェック、ヒーリングタッチ・テクニック、エネルギー再チェックを練習しました。
これまでエネルギーヒーリングをしたことなかった方々も、数人のオーラをチェックし、その感じ方や違いを感じ取っていらっしゃいました。ご紹介したヒーリングタッチ・テクニックは、マグネット・パス。オーラにあるエネルギーの滞りを取り除き、オーラを均一にしてバランスをもたらすテクニックです。短い時間ながら、クライアント役の時は、眠りに落ちてしまうなど、その気持ち良さ、リラックス感を感じていらっしゃるようでした。
最後にもともと予定されていた自分自身のケアのためのセルフチャクラコネクションを皆で輪になって座って行いました。セルフチャクラコネクションは、身体のチャクラ(エネルギーセンター)を中心としたポイントを両手で2か所ずつ、足裏から、上のポイントへと、ゆっくりと時間をかけて手を置いていきます。まずは、チャクラの位置、その他のポジションを確認しました。セルフチャクラコネクションでは、主要なチャクラ7つの他、足裏、足首、ひざ、股関節、手首、ひじ、その他が、手を置くポイントです。
そして、皆で一斉に自分対してセルフチャクラコネクションを行いました。1か所1分くらいずつ手を置いていたので、全ポジションでは20分近くかかります。その間、飽きてしまう方もいらっしゃらず、目を閉じたまま心地よさに浸っていらっしゃるようでした。深い静けさに包まれた時間でした。
ヒーリングタッチの後は、アントロポゾフィのための医師会の山本忍先生による「エーテル対的な植物観察」のワークショップ。シュタイナーの植物の見方、とらえ方の解説、そして、植物のメタフォルモーゼを感じるワークを行いました。すごく面白い!!もっともっと聞きたかったです。
夕食のバーベキューの後は、ワールドカフェ。「富士山」、「スピリチュアリティ」、「エネルギー」のテーマごとに毎回ミニグループのメンバーを変えながら話し合って、交流を深めました。
2日目の朝は、ダイヤモンド富士を見に、朝5:30に田貫湖に向けて出発。既に明るくなった田貫湖の湖畔で、太陽が富士山の向こうから現れるのを待ちました。ダイヤモンド富士には一週間くらい早かったみたいで、立っている位置から向かって右肩から、光が増してきました。やっと太陽が見えてきたと思ったら、富士山の中腹あたりに横から霧が流れてきました。いよいよ写真が撮れないほど光が放たれる頃、霧はみるみるうちに富士山を覆ってしまいました。一瞬の輝きというとても神聖なひと時でした。
2日目の午前中は森林療法的森林散策、午後は選択制ワークショップで、川畑伸子先生によるサイモントン療法とサトルエネルギー学会の神尾学先生による大地とつながるボディワーク。私は、サイモントン療法に参加し、喜びのワークと内なる叡智のワークを体験しました。心とからだそれぞれのアプローチから、それぞれがスピリチュアリティやエネルギーを感じて考える時間となったようです。
こじんまりして、穏やかな、そして、神聖さと自然の豊かさに触れた充実した2日間となりました。
似ているようで同じでない、わかるようでわからないスピリチュアリティとエネルギーの関係性、そして、各団体のスピリチュアリティとエネルギーのとらえ方への理解を深めるのが目的であるスピエネットのイベント。
3年目にして、このテーマの深遠さに触れたような気がしました!