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ホワイトマジック 9月後半 その1 規定10 アストラル・エネルギーと恐怖心

規定10
創造された形態が水に浸されるとき、水は吸収され、そして用いられる。形態は強さを増す。仕事が十分なものになるまで、魔術師はその仕事を続けなければならない。そして、外なる建設者に仕事を辞めさせ、内なる働き手に自らの周期を開始させなければならない。


次なるテーマは、

アストラル・エネルギーと恐怖心

規定7からアストラル体についての規定を学んでいるが、アストラル体は、

「人が顕著に偏極しており、他のどの体よりも強く意識している体」(上p347)
である。

以前に出てきた通り、私たちにとって、アストラル体は「戦場」である。


エーテル体にフォースが通過していることは、通常、意識できるものではない、しかし、活力があるとか、エネルギーが足りない時、具合が悪かったり、欲求が満たされた時に、その存在を感じることができるという。

アストラル体は、経験の媒体であるという。幸福と惨めさ、満足と不満、確信と疑念、勇気と恐怖という両極を揺れ動く時、その反応を感知することができるのだそうだ。

そして、私たちの意識的生活の大部分は、この反応に費やしているといるとのことである。

(上347−350)


「すべてのアストラル・エネルギーが太陽系のアストラル・エネルギーの一部である。」(上p348)

とのことだが、すべての人は、アストラル体を絶えず流れている太陽系や宇宙のエネルギーから切り離して、独自のアストラル体を築いている、という。

そのアストラル・エネルギーは、その人特有の音色に反応し、彼特有の特色に色付けされる。これが、人生経験に対する人それぞれの情緒的な反応の限界なのだそうだ。

より大きなエネルギーを感じるようになるまでは、自身で作り上げたアストラル・エネルギーが、その人の生涯の運命を固定化してしまう。

(上p349-350)


「多くの人の場合、人は自らの欲求体が作り上げた通りのものになる。」(上p350)

ちょっと、恐ろしいね。


アストラル的な活動は、通常、以下のように顕現する。

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I 恐怖心
II 鬱状態、もしくはその対極の躁状態
III 動物的な欲望の満足を求める願望
IV 幸福を求める願望
V 解放を求める願望。熱誠。
(上p352)


これらのうち、最初の二つ、恐怖心と鬱状態は、

「人間にとって、この時代とこの周期における敷居の住者になっている。」(上p368)

ということで、恐怖心と鬱状態の、主に、その原因について説明が続く。


I. 恐怖心

「アストラル・エネルギーの現れ方の中でも最も一般的なものの一つであり、・・・根本的なアストラル的な悪にもなっている・・・」
(上p353)

悪!!!


恐怖心の波動の範囲として、以下が挙げられている。

・自然界の法則やフォースについての無知
・暗闇や道のもに対する恐れに基づく未開人の本能的な恐怖心
・友人や愛する人チオと、健康や金銭や人気を失うことに対する恐怖心
・失敗に対する恐怖心
・疑いに起因する恐怖心
・究極的な無や消滅に対する恐怖心
・死に対する恐怖心
・アストラル界の大いなるイリュージョンへの恐怖心
・生命そのものの変幻極まりなさへの恐怖心
・道での孤独への恐怖心
・恐怖心そのものに対する恐怖心
(上p353)

「さらに多くのものを挙げることもできるが、あらゆる種類の恐怖心が蔓延していることを示すにはこれで十分である。それらがほとんどの状況を支配し、多くの幸福な瞬間に影を落としている。」(上p353)


「これらの恐怖心のために、人は臆病でおどおどした敏感な生命の原子になってしまい。生きていることに伴う様々な問題の大きさに震え上がり、あらゆる状況に対する人間として自分が不十分であることに気づく。そのため、自分の恐怖心と疑念に背を向けて、自由と生命という生得財産の中に足を踏み入れることができないのである。

しばしば人はあまりにも恐怖心に苦しめられるために、自分の理性さえも恐れるようになる。これをどれほど暗く描写しても暗すぎるということはない。というのは、現在恐怖心は支配的なアストラル・エネルギーであり、敏感な人々はあまりにも容易にそれに屈してしまうからである。」(上p353-354)

恐怖心は、支配的なエネルギー・・・


「恐怖心は物質そのものが存在するという事実によるものであり、相反する対をなすもの 
ー 魂と物質 ー の作用によって必然的に起こるものである。」(上p354)

ある意味、恐怖心からは免れることは容易ではなさそうだ。


恐怖心の波は、どこからやってくるか・・・


⒈ 死に対する恐怖心

死の恐怖は、死そのもの、未知への恐怖心、疑い、別離、形態生命への執着、死後の世界の誤った考えなどに基づいて起こるとのこと。

しかし、

「死は存在しない。あるのは、・・・より完全な生命への門出である。肉体という器の振りな条件からの解放である。非常に恐れられていう引き裂かれる過程は、横死や突然死の場合以外には存在しない。そして、そのような場合でも、唯一本当に不愉快なことは危難と崩壊が差し迫っているという瞬間てき名圧倒する感覚だけであり、電気ショックに非常に似たものだけである。それ以上のものではない。」(上p356)


⒉ 未来に対する恐怖心

未来に対する恐怖心は、以下の人間の3つの本能から生じるとのこと。

①自己保存の本能に起因する、本能的な心理的思考習慣による。
本能的な記憶と予期する想像力の嘆かわしく混合されている。
しかし、この脅威を免れている人はほとんどいないとのこと。

②魂から放射される予感の閃きによるものだが、魂との接触がしっかりと確立されると、予感が恐怖心を引き起こすことはなくなる。

③他の人々の恐怖心と同調してしまい、その反応から切り離すことができない個人的な苦悩と恐れの魂によるもの。
(上p359-361)


3. 肉体的な苦痛に対する恐怖心

肉体的な苦痛に対する恐怖心は、自分自身のアストラル体に課す緊張、想像力の使用によって引き起こされる緊張、推測に基づき肉体の神経系に起こる緊張によって引き起こされる。神経系が過度に過敏になり、極めて鋭い肉体的な苦痛を受け、病気や苦悩が真の苦痛に満ちた状態へと悪化してしまう。気づいていなくても、すべての不安の根本的な原因である場合があるとのこと。
(上p362)


4. 失敗に対する恐怖心

失敗に対する恐怖心は、良いことを行うのに失敗するかもしれないという恐怖心、愛する人々の愛と賞賛を受けることができないのではないかという恐怖心、他の人々に軽蔑され見下されているのではないかという恐怖心、機会を見極めそれを捉えることに失敗するかもしれないという恐怖心など、多くの人々に影響を与えている。これらはすべて、一種の恐怖コンプレックスで、多くの善良な人々の生活を色付けている。
(上p363)


恐怖心を持っていない人はいないだろう。
ここまで並べられると、これまで気づいていなかったことも、実は恐怖心であったことに気づくかもしれない。

このエネルギーに屈してはいけないのだけど・・・・


II 鬱状態、もしくはその反対極の躁状態

躁状態の原因は、アストラル的もしくは肉体的のいずれかであり、世界情勢や個人の状況に付随するもので、逃れられないほど非常に広く蔓延しているものであるという。

個人に起きる鬱状態は、世界的グラマー、アストラル偏極、肉体の活力喪失状態によって引き起こされる。

世界的グラマーは、宇宙的な問題と関係しているが、鬱状態を生み出すような個人的んあ状況に陥ることのない人にも影響を与える。

アストラル偏極は、自分を情緒体と同一化することであるが、人生を自分の気分や感情の観点から解釈し、欲求に反応している限りは、絶望、暗黒、疑い、ひどい落胆、鬱状態の瞬間を人は経験することになる。

肉体の活力喪失状態は、エーテル体つまり活力体の消耗、肉体の病気、大気の影響などが原因である。


「鬱状態とその反対極の二義的で一時的な原因がすべて、この三つの項目のいずれかに入ることが分かるであろう。そして、その原因を突き止めたとき、治療法は明らかになる。」
(上p368)

とのこと。


恐怖心と鬱状態・・・
「これらは両方とも心理的な要因に対する感覚的な反応を示しており、勇気といった別の要素を用いることによって対処できるものではない。それらは、・・・魂の全知をマインドを通して働かせることによって対処しなければならない。ここに・・・ヒントが隠されている。」
(上p363)
のだそうだ。


「一般の人々の感覚体で気分や恐怖や興奮の影響を受けないものはほとんどない。

これが太陽叢センターが異常に発達する条件を与えてきた。人類の大多数の場合、仙骨センターと太陽叢が生活を支配している。物質生活と性生活への欲求が非常に密接に混ぜ合わされているのはそのためである。・・・・

魂として機能するようになった時、感覚的な生活は識閾下に落ちることになる。」(上p369)


魂とつながるまで、恐怖心や鬱症状など、アストラル・エネルギーによる影響を完全に回避することはできないのかもしれない。




by phytobalance | 2018-01-02 17:20 | AB ホワイトマジック