3年前の偶然の出会いの場とは、モンロー研究所のワークショップだった。
このワークショップは、回を重ねると死後体験へと導びかれるそうだが、それは、意識の拡大の促進が目的、というもの(多分)。
そもそも何故このワークショップに参加することになったか、というと、それは、当時の会社での部下から借りた2冊の本がきっかけだった。
死後体験 I・II 坂本 政道
坂本氏は、米国バージニア州にあるモンロー研究所でのワークショップで数々のビックリ体験をし、それについて書いたのが、これらの本であった。これらは大きな反響をよんだらしく、その後、IIIとかIVとか出ているようだ。
その部下君は、まじめで賢く優秀。
他の業界にいたのだが、私の部で計画していた仕事に大いに役立つ特別なスキルを持っていたので、是非に!と私の部に来ていただいた。
転職してすぐに、自律的に仕事を把握し、分析し、企画し、積極的にバシバシ仕事にとりくんでいた。
そのような状況で、どうして話がころんだか覚えていないが、実は彼、前世とか信じている人で、また、最近、3人の見知らぬ人に、過去生で出会っているね!と声をかけられた、というのだ!!
そんなこともあってか、死後体験の本を読むにいたり、彼はいたく感動し、通勤時には電車を遅らせて座って、その朝みた夢を延々と書き綴っている、などということをしていたのだ。
おひょぉっ!仲間!!っていうか、それ以上!!?
見かけとはじぇんじぇん違う!!
私も会社では、ちゃんとまじ顔(?)で仕事をしていて、精神世界だのなんだの話したりはしない。普通。
そうなのだが、何故か、その部下君とは、そういう話で密かに盛り上がり、彼は死後体験を2冊持ってきてくれて、そして、私は一気に読みきったのだ。
うぉっ、ヴァージニア行きてぃ!!
会社で密かにネットでモンロー研究所のホームページをチェックし、いつ休みをとってヴァージニアのワークショップへ行こうかなど、ニマニマしていたのだ。
偶然なのだけど、飲み友兼精神世界系友にその話をしたら、彼女は日本で開かれるワークショップに参加予定だという!!
何だ!日本でやっているのか!じゃ、私も日本でとろ。
こうして、参加したのが運命のワークショップだった。
中越沖地震の日だった。(ワークショップ中ゆれた)
と、すると、偶然の出会いの前には、前哨戦があって、飲み友や部下君も私のセラピスト化計画に関与していたことになる。
そして、その部下君を私に引き合わせたのは、同僚のY君。
いやそもそも、この会社に転職したのも、もしかすると、その偶然の出会いのためだったのかも??
そう言えば、この会社に転職が決まって、有給休暇消化で神戸に行き、霊媒師に跡継ぎにならないかと誘われた経験をもつ知り合いに会った時、彼女は言った。
“何故、また、同じような仕事に転職したの?違うんじゃない?”と。
それなりに大きな会社の責任あるポジションへの転職だった。
私を待っている仕事に思いを馳せてはいても、セラピストになる考えなどあろうはずもなかった。
あの時は。