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カテゴリ:ハーブ・Herbs( 32 )

植物を知る@アマゾン

2010年7月-8月。今年のペルーアマゾンの旅は7週間。

今回の旅のテーマは、アマゾンのジャングルで生活する。そして、アマゾンのハーブを学ぶ。こと。


現地NGOでのボランティアでは、地域のメディカル・ハーブのリストを作る・・というプロジェクトに参加させてもらった。さらに、コミュニティという先住民族達が住む地区を訪れ、そこのシャーマンにハーブを習い、また、先住民族のお家でのホームステイでは、とにかく、まわりにあるハーブを教えてもらった。

アマゾンの植物は、私達が日頃日本で目にする植物とは大きく異なる。
そして、ハーブは、ハーブガーデンがあるわけではなく、ジャングルに生えている心や身体に有用な植物なので、知らなければ、何がハーブかわからない。

ある程度予習をしていったものの、予習などほとんど役に立たない。
緑一色のジャングルで、まず、植物を見分けるところから始まる。


まず、ボランティアをしたマヌという地域のジャングルでは、現地スタッフとジャングルを歩き、指差して説明するハーブの写真をとり、名前を書き留める、ところから開始した。
名前と言ってもほとんどが現地での呼び名。そして、その人が知るハーブの有用性や使い方をメモする。
さらに、ジャングルを進み、指差されるままに写真をとりメモを取る。
そんなのの連続だった。

一度教えてもらったぐらいでは、次に同じ植物を見ても、それとはわからない。
ましてや緑だけのジャングルの中でのこと。教えてもらうもの全てが同じに見えてさえくる。

この学びが始まって、すぐに、ほとんどギブアップ状態。
アマゾンのハーブを学ぶなんて、一生かかる・・・・・・・・・・・・・・・
植物学者の偉大さを思わずにはいられない・・・

ボランティアロッジには、いくつかハーブの本があった。
その中に、15年前くらいに地域で出版されたものがあった。
植物の名前は、現地での名前でひいていくのだが、ちゃんと学名も書いてあり、薬効や使い方まで載っていた。種族によって呼びなが異なるが、そんな情報すら載っていた。スペイン語だったけど。

その本を見て、心を決めた。何にいいか、どう使うかを学ぶのは後でいい。
まず、植物を覚えよう!

それで少し吹っ切れた。まずは、ジャングルを歩いていて、1つでも2つでもハーブが分かること。
そこから始めることにした。

ジャングルを歩いて、戻ってくると、撮った写真を見直す。
そして、歩きながらメモした植物の名前、有用性などをノートにまとめ、写真の番号を書く。
分からなければ、写真を見せて、名前を確認する。

f0053026_14404624.jpgこの作業あるのみだった。
それにしても、撮った写真を見直すと、ただただ葉っぱが写っているだけ。ただただ葉っぱ、もしくは、樹木。

そうこうしているうちに、2週間が過ぎた。
ボランティアの場所を去る前日、最後のウォーキング。
現地スタッフのダビッドが、植物を指差し、私に名前を当てさせる。
はずしてばかりだ。
ふと、跨いだ植物、
「あ、これ!!カニャカニャ???」
ダビッドを呼びとめ、確認する。

彼はにニコって笑って、人差し指を立て
「ウノ!(まず1個)」
と言った。

最後のウォーキングで、私が言い当てたハーブは、10種類もなかったと思う。


その後訪れた先住民のコミュニティ・サンフランシスコ村では、新たなハーブも沢山あったけど、マヌにあったハーブも沢山あって、マヌでは認識できなかったものを認識できるようになった。すごく嬉しかった。
1つ1つだけど、やれば段々と、植物が見えてくるのだ!!!!

アマゾン・ハーブを学ぶとは、聞こえがいいが、植物を知るとは、そんなことなのかもしれない。

7週間の滞在で、私のアマゾンハーブリストは、100種近くになる。

帰国して、1週間が過ぎた。
ジャングルで撮った1000枚近い緑の写真を前に、学名をネットや本で調べ(ひどく困難・・・)、NGOに提出するハーブリストを纏める毎日。
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by phytobalance | 2010-08-30 14:40 | ハーブ・Herbs

メディカル・ハーブティ入門

すごく久しぶりなんですけれど、一般向けに
「メディカル・ハーブティ入門」
のワークショップを行います!

まだ、申し込み可能だそうです!
ご興味のある方はどうぞご参加ください!
恵比寿と目黒の間にあるオーガニックカフェで開催です!


***以下、コピー・転記・転送大歓迎です!***

メディカル・ハーブティ入門

日時:2月17日(水)19:00~21:00
場所:アサンテ・サーナ・カフェ
http://www.p-alt.co.jp/asante/archives/cafe/
参加費:2,500円
講師:戸田美紀/JAMHA認定ホリスティックハーバルプラクティショナー

ハーブティで、元気で美しい毎日を過ごしましょう!
ハーブが美容や健康によいことは皆さんご存知のとおりのことと思います。様々なハーブが手に入るようになりましたが、どんな時に何を飲めばいいのか、どうしたら効果的にハーブを使っていけるのか、どうしてハーブが身体によいのか、そんな素朴な疑問に、ハーブの専門家、認定講師がお答えします。
また、おいしいハーブティの入れ方やレシピもご紹介し、試飲していただきます。
ハーブは植物です。植物をよりよく知ることによって、皆さんとハーブとの関係性も変わってきます。
ハーブは初めてという方もお気軽にご参加ください!

■講師プロフィール■
メディカルハーブに関する正しい情報を提供し、健全な普及を行うJAMHA 認定ハーバルセラピスト・ハーバルプラクティショナー養成コース講師。“エルスタイル”主宰。メディカルハーブ、フラワーエッセンス、森林セラピー、ヒーリングタッチを通じてホリスティックは健康観・価値観の普及を目指す。

お申し込み・お問い合わせ(担当:森田)
TEL:03-3791-2147
E-mail:info@p-alt.co.jp

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by phytobalance | 2010-02-11 18:31 | ハーブ・Herbs

ジェモセラピー その3~期待の星!ジェモセラピーのパワー

ジェモセラピーのレメディが共通して含有する植物化学成分は、植物の成長ホルモン。
“ジベレリン”と“オーキシン”などが代表的な成長促進物質だが、どの植物の新芽にも含まれている。

これらは、“驚くほど”のデトックス効果があるとのこと。デトックス(毒素排泄作用)として、排泄器官、消化器系の臓器以外に、循環器系や神経系へも働きかけるというのだから、すごい!

ホメオパス(ホメオパシーを施す人)は、ジェモセラピーを主にドレナージュ(排液法)として利用しているとのこと。

私達は、何を摂るかということばかりに目が行きがちだが、健康を考える時、排泄は摂取以上に重視しなくてはならないこと。排泄が滞り、毒素や代謝物が蓄積されてしまうと、当然からだの免疫力も下がってくる。

ホメオパシーにおいては、まず、ドレナージュで身体の状態をよくしてから、ホメオパシーを使う。その方が、より効果を期待できるからだ。

ジェモセラピーを使う医師も増えているとのこと。ジェモセラピーを使うことによって医薬品の投与を軽減できるのだ。少なくてもフランスでは、ジェモセラピーは保険の対象となっている。ホメオパシーを知らなくても、視野の広い特に若手の医師たちは、侵襲性がなく、毒性のないジェモセラピーを使い始めているのだそうだ。

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現在、一般的に使われているジェモセラピーレメディは、20数種程度しかない。抗炎症作用を期待できるカシス(ブラックカラント)、鎮静作用・心臓に対するポシティブな作用があるホーソン、気分の動揺の緩和・抗うつ作用があるイチジクなど。タケノコのレメディもある。当然のことながら、メディシナルハーブとその効能を同じくするものが目立つ。

フランシス先生に、もし、同じ植物で、例えばチンキ剤とジェモセラピーと同じような効能があるとしたら、どちらを使うのか聞いてみた。

先生は、“ジェモセラピー”と即答!
ジェモセラピーには、メディシナルハーブとしての効能の他、デトックス効果やエネルギー的作用があるからであろう。


日本で生育する植物では、これまでジェモセラピーレメディは作られておらず、また、研究がされておらず、つまり、臨床結果が全くないために、何がどのような効果をもつのかは解っていない。
私達が作ったレメディ、ヤマザクラ、ウリハダカエデ、クリ、コナラについても、私達が使ってみて、その結果を蓄積していかなければならない。

フランシス先生は、日本の植物のレメディの効能を確認していくには、ヨーロッパのジェモセラピーレメディにある植物の品種で、同属の近いものをヒントするのが第一歩であろうとのこと。

と言いつつ、フランシス先生は、新しいものに関しては、まず、新芽を食べて、感じて、イメージをする。そして、あたりをつけて、実際に使ってみる、、のだそうだ。

フラワーエッセンスに似ているなぁ。と思った。実際、先生は、フラワーエッセンスの特性も参考にしているとのこと。

先生のご自宅には、ソメイヨシノがあり、現在ジェモセラピーレメディを現在試験中。食べてみた時は、穏やかさを感じたという。
ソメイヨシノ(Prunus × yedoensis Matsumura)と同属のフラワーエッセンスは、チェリープラム(Prunus cerasifera)。ちょっと、笑みがこぼれた。


こうして3日間の盛りだくさんのワークショップが終了した。

穂高養生園からの帰路は、念願のレンタル自転車。これまでは、スタッフとしてここへ来ることばかりだったので、なかなか自転車の機会がなかった。

パーフェクトな春の陽気の中、駅までの道のり半分以上は、ペダルを踏む必要は全くなく、ただただ風とともに下っていった。4月中旬。広大な安曇野の里は桜が満開。しかし、梅もまだ元気に咲いていた。真っ赤なボケも真っ白なコブシも同時開花!!あちらこちらに広がる黄色い菜の花とともに、のどかな幸せな風景をあざやかに飾っていた。

穂高駅近くの天然酵母のパン屋さんで、ティブレイク。たくさんパンを買い込んで、名残惜しい安曇野とお別れをした。


・・・・end
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by phytobalance | 2009-04-30 23:29 | ハーブ・Herbs

ジェモセラピー その2~エネルギーを感じ、自然と対話する

2日目の夜は、前田先生によるアロマトリートメント:関節のテクニックの実習。
確かにアロマトリートメントを習ったのだが、期待とはかなり異なり、すごく面白かった。

前田先生がある参加者の脚部のトリートメントのデモンストレーションをした際、緊張している部分から、身体のどこが弱いかなど、見事に当ててしまうのだ。鍼灸・東洋医学のバックグラウンドをお持ちでいらっしゃるけれど、それだけでなく、エネルギー的にもいろいろ感じていらっしゃるようだった。

学んだマッサージは経絡に沿ったものが中心。最後には、膝関節を両手で上下両サイドから優しくホールドすることで、エネルギーがリリースされていく(関節が緩んでいく)のを感じていくというような、オーソドックスなアロマトリートメントとはひと味違うものだった。

私はなんでも胃で頑張ってしまうそうだ。特に胃が弱い・・というような自覚症状もほとんどないのだが、確かに、リフレクソロジーに行く度に、胃は毎回指摘される部位だ。前田先生は、私に触れることなく、参加者が私にトリートメントをやっているのを見ただけで、そうおっしゃった。おもしろい!


3日目は、朝ティ&クッキーの後に原生林へ向かった。
穂高養生園の里の家の前にある有明神社の本宮は、有明山にあるが、その参道にあたる山道を行く。今日も雲ひとつない晴天。

山道に入る前に舗装された緩やかな坂の参道がしばらく続くが、ちょうど中腹で、フランシス先生はあたりの様子を伺うように立ち止まった。そして、その場で、アフリカンドラムを叩き出した。次第に、参加者の何人かが踊りだし、皆が手分けして持ってきた他の楽器を好きなように鳴らしだした。先生に促され、次に参加者がドラムを叩き、また次の人、と、最初は遠慮がちだった人たちもだんだん乗ってきた。
f0053026_1551525.jpg

さらに歩を進め、いよいよ森に入る前の広場。
先生はなかなか森に入ろうとしない。そして、再びドラムを促した。
輪の真ん中に置かれたドラム。周りで、楽器を奏で、また踊りだす参加者。ベリーダンス、ハワイアンダンスなどなど、それぞれが知っているダンスを披露する。恥ずかしさが、笑みに変わり、皆が一体になって楽しさを完全に分かち合った頃、先生は、
「これで森は私達が森に入ることを歓迎しているようです。森に入りましょう・・・」

その時初めて、2度にわたるこのリズムと踊りは、森に入る儀式であったことに気がついた。

森に入る時には、“自然”と一体にならなくてはならない。いや、ならないと森を感じることが難しい。音を奏でて、そのリズムに合わせて、楽しく踊ることで、そして、仲間と一体になることで、思考は飛び、下界の生活でのしがらみがそぎ落とされ、森と向き合う準備ができるのである。

ハッとした。この感覚だ!ある気づきが起きた。

f0053026_15522627.jpg
眩しい陽の光が、無数の若葉の隙間からいく線にも分かれ、原生林を優しく包む。
原生林は、新しい命の躍動に満ちていた。

フランシス先生は、時折、立ち止まり、木々の上の方を仰ぎながら、進んでいった。
時間の関係であまり奥までは行けなかったが、既に辺りは奥深い森の中。
10分ほど各自がそれぞれの時間を取った。

いつも森林養生プログラムのスタッフとして、ここ同じ場所にお客様をお連れするが、今回は参加者として、より解放された心持で、原生林の森を感じることができた。

森の家まで戻ってきて、引き続き、近くの森を散策。
各自、木々や新芽、下に流れる急流を感じながら、少々だらだら歩いていた。
フランシス先生は、後方にほとんど気をとらわれることなく、導かれるかのように一人どんどんと先に進んでいった。私は好奇心もあって、そのすぐ後にひとり着いて行った。
森の広場に着くと、フランシス先生は、膝を付き、ほんの数分だが、ある木に向かっていた。

その姿を見た時、はっきりと、先生は木と話している!ことを確信した。

後に明らかになるのであるが、フランシス先生は、幼少の頃森に親しんで育ったとのこと。薬剤師である前に、フィトセラピストである前に、植物や森林、木々について、科学的、化学的にではなく、感覚的またはエネルギー的に知っているのである。一流の薬剤師であり、フィトセラピストではあるが、それ以上に、植物をどう扱うべきかを植物の智恵から感じ取っているのである。そして、その感覚的理解に基づき、化学的な知識に裏づけされ、ありとあらゆる植物レメディを使いこなすのである。

数年前に東邦大学で、先生の講義を始めて聞いた時は、薬剤師としてハーブを使いこなす先生の知識と技術を知り、フィトセラピーはそこまでできるのか!と感激。と同時に、そこまで使いこなすことは容易ではないな、と感じた。とっても「薬」というイメージではあった。

今回は、そのフィトセラピーをいかようにも使いこなす裏には、植物との対話、エネルギー的な感覚があり、尊重と畏敬を持ちながら植物、森林、自然に向き合っている姿があることを知り、ものすごく納得した。そして、別の意味で感激した。

何よりも、私自身が、メディシナルハーブ、フラワーエッセンス、森林セラピーを通して、また融合して植物・自然を捉えようとしていた、その一つの姿を見せていただいたような気がした。

フランシス先生が、何故、ジェモセラピーを大切にしているのかも、ものすごく納得のいくことのように思えた。

・・・to be continued.
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by phytobalance | 2009-04-29 15:54 | ハーブ・Herbs

ジェモセラピー その1~フィトセラピーとエネルギーセラピーの融合

ジェモセラピーのワークショップに参加した。

ジェモセラピーとは、新芽の成分とパワーを取り込んだレメディのこと。
日本初かもしれないジェモセラピーのワークショップの講師は、毎年フランスより来日されている、ハーブ、エッセンシャルオイル、フラワーレメディ、ホメオパシーを自由自在に操る薬剤師&フィトセラピストのフランシス・アジミナグロウ先生。しかも、穂高養生園にての2泊3日というなんとも贅沢なワークショップ。

フランシス先生曰く、ジェモセラピーは、多くのホメオパスが取り入れているので、特に日本ではホメオパシーの中で紹介されることが多いが、ジェモセラピーのレメディ自体はホメオパシーとは言えないとのこと。

理由は、ホメオパシーの2大原則である、類似の法則と微量の法則に必ずしも沿っていないからということ。ジェモセラピーは、希釈はするのだけれど、希釈度がホメオパシーレメディと比べ遥かに低く、十分に新芽の化学成分がレメディに残っている。だから、フランシス先生にとっては、ジェモセラピーは、フィトセラピー(植物療法)なのだそうだ。ただ、化学成分だけでは説明ができないエネルギー作用とでも言える効果があるので、ある意味、フィトセラピーとホメオパシーの間に位置するのではないか、ともおっしゃっていた。

ジェモセラピーの定義について、初日の夜の最初の講義で教えていただいた。

穂高養生園でいつも楽しみにしているのは、完全マクロビのお食事。最初の講義の前にいただいた初日のディナーは、こんな感じ!

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参加メンバーは、11名。ホメオパシーを勉強されている方がいつになく目立ったが、アロマセラピスト、フラワーエッセンスプラクティショナー、クレイセラピーの先生、鍼灸師、ヨガ&武術の達人たち(?)、シュタイナー実践者など、個性派ぞろい。ほどよい人数。
ハーバルセラピストがほとんどいなかったのがちょっとビックリ!

2日目は、朝ティ&クッキーの後、フランシス先生の奥様で今回3日間通訳をしてくださった前田先生によるストレッチ&リラクゼーション。最後は皆でトラになった!

続いて、皆で新芽を摘みに行った。
今回は私達初心者ということで、あらかじめ落としていただいた枝から新芽を摘んだ。

コナラ、クリ、ウリハダカエデ、ヤマザクラの4種。
反時計回りにかるく捻ると簡単に摘むことができる。
青空の中、いよいよ太陽が高くなり、暑いくらいの日差しの中で、まったりしながらひたすら新芽を摘む。私は主に、ウリハダカエデを摘んだ。
ここ数年我が家にもウリハダカエデが居ることだし・・・

ランチとも言える時間に、ブレックファスト。
毎回、感動の声があがるメニュー。
午後は、いよいよ摘んだ新芽をつかって実際にレメディを作る。

作り方は、新芽をアルコール、グリセリン、水に漬ける。水の分量は、新芽に含まれる水分も考慮して3つの基材のバランスをとる。十分にかき混ぜ、ひと月漬け込む。
これをSuche(スーシュ。仏語。ストックの意味)と言う。

今回は、代表的なジェモセラピーのプロフィールの説明の間、2時間弱でスーシュとして、次のステップに進んだ。

スーシュを再びアルコール、グリセリン、水を混ぜたもので10倍希釈。さらに、サーカッションを行う!ここが、ジェモセラピーがエネルギーセラピーでもある由縁。大胆に振る。

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これで10倍希釈、10xのジェモセラピーレメディの出来上がり!

フランシス先生曰く、スーシュを作る段階でかき混ぜたのは、化学的な変化を促進させるため。サーカッションは、エネルギーを活性化させるためのものなので、両者は目的が異なる、とのこと。

ヨーロッパではジェモセラピーの効果はかなり知れ渡っていて、食品や化粧品の多くにジェモセラピーが取り入れられているとの事。しかし、手間を省くためか、食品や化粧品に入っているジェモセラピーは大抵このスーシュを使うそうだ。ふれ込みは、希釈していない濃度の高いジェモセラピー配合!ということだそうだが、希釈すると発揮されるエネルギーの概念はそこにはない。医療として使われルジェモセラピーは、必ず10X を使う。



こうして、あっという間に、2日目のワークショップも過ぎていった。


・・・・・to be continued.
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by phytobalance | 2009-04-28 13:37 | ハーブ・Herbs

対極の調和 - Harmony of Opposite

Harmony of Opposite = 対極の調和

そう意味するブランドで働かせていただいている。

半年以上、ただ働いた。


ふっと、懐かしい飲み友達からお誘い。

10年近く前に通っていた行きつけのビストロバーの若きバーテンダーが、6年前に開店したバーに、2年ぶりに行く。

久々に行くその店は、一層落ち着き、大人を感じる。

言葉の端々が荒かったバーテンダー君(ごめん。彼はもはやすっかりオーナー)も、すっかり落ち着いている。
時々、あの昔の偉そうなノリが顔を出すものの、振り返り若かった自分をしっかり受け止めている彼は、すっかり大人だ。ますます好感が持てる。


かつて、お題目を投げ、オリジナルカクテルを沢山つくってもらった。
そのオリジナルカクテルで、本が半分できるくらい、作ってもらった。
もはや見ることもないだろうが、バーテンダー君はしっかりとノートに書き留めてくれていた。


飲み友達が早々行かなくてはならないので、最後に久々にオリジナルカクテルをオーダー。

お題目は、Harmony of Opposite。
ベースは、Gin。(必ず。いつもね。)


オーダーを投げて、飲み友達との会話に没頭。時折、向こうに見えるバーテンダー君は、何か、考えを深めている。



そして・・・何年ぶりかで、シェイカーを振る彼を見る。
シェーカーを振る彼は、昔から、妙に嬉しそうである。


いよいよカクテルのできあがり。

一口。
ほどよいGinの強みと、アニスの香り。そしてシトラス。とっても大人。
自然にうっすら黄色がかった品のあるトーン。

それが、私の感想。

正直、ゴクゴクと飲める代物ではない。ちょっと顔を渋めて飲むようなカクテル。
深く、コクがある。


Harmony of Oppositeと既に名づけられているこのカクテルの種明かし。

ベースは、ボンベイサファイア。
そして、な、なんと、欧米では1世紀以上禁止酒となっていたアブサン。
& 愛媛のみかん農家が作るレモンから、自家製でつくるリモンチェロ。


Harmony of Opposite

ボンベイサファイアという巷に広まった商業的に人気なGinとそして、こだわりの自然の恵みから作り出す決して巷に広まらない愛媛のリモンチェロ。

バーテンダー君は、これで、Opposite - 対極を表現した。

また、禁断のお酒と言われてきたアブサンを加えることで、更なるOpposite(お酒vs禁断酒)、そして、ここ数年で解禁されたということで、Harmonyを表現したのだろう。


この愛媛のリモンチェロ。2日前に入ったばかりだという。

こうして、久方ぶりに、オリジナルカクテルを楽しんだ。


しかし、アブサンを使っていることには驚いた。
アブサンとは、その原料のニガヨモギにツヨンという神経毒性のある成分があることから、一定の国で、1世紀以上も販売禁止となっていたのだ。
それが、ツヨンの使用基準の見直しを経て、2005年に、アブサンは解禁になったという。

ニガヨモギについては、ハーブをある意味生業としている私には馴染みのあることではあった。

ニガヨモギの学名。
実は、それは、今働いているブランドを運営する会社の名前でもあった。

バーテンダー君は、それを知らない。



こうして、何年かぶりに、言葉と意味とお酒と戯れた。
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by phytobalance | 2008-12-11 23:49 | ハーブ・Herbs

一日の水

とっても元気だったブナが枯れそうだ。
うちに来て、冬を2回越えて、今年も元気な葉っぱを沢山つけていた。

枯れつつある原因は私にある。
朝までいくらか雨が降っていたはずだから、とその日はバルコニーの植物達に水をあげずに家を出て、実家へ帰った。
翌日遅くに戻ってきたのだが、その週はずっと雨が降ったりやんだりだったので、水は大丈夫だろうと無意識的に思っていた。

そしてその翌朝!
いつも生き生きしているブナがだらっとしている!
まだいつものグリーンなのだが、触ってみると葉っぱパリパリしていた。

あぁ・・・・大事に大事に育てていたブナなのに。たった一日水をあげなかっただけで!!

それから毎日毎日十分に水をあげた。
5日たっただろうか。ついにブナの葉っぱは茶色くなってしまった。
もうこれで終わりなのだろうか。そても悲しくなった。

となりのウリハダカエデは全然元気なのに!


やるべきことは、たった一度でも、一日でもやらなかったら、これまで毎日積み上げてきたことを失うこともあるのだ。生命というものは特にそうだ。

「とにかくお水をしっかりあげて!」と友人のブナ博士に言われていた。
毎日かかさず水をあげていたけど、毎日とっても元気なブナを見ていて、気が緩んでいたに違いない。一日くらい・・とどこかでそう思っていたに違いない。


実家から戻ってきて、元気がなかったもう一つは、マロウブルー。
でも、マロウブルーはちゃんと復活した。
そして数日後の豪雨の翌朝、紫色の花をつけていた。うちでは初めてのマローブルーの花。

ラベンダーも初めて花を咲かせた。
昨年の枯れたような茎の上に元気な青々とした茎を伸ばし、その先が何の前触れも無く、蕾に変わった。ラベンダーはもうすぐ満開になる。

スペアミントは花こそ咲かせていないが、元気に成長している。鉢を大きくしなければ。

満開だったピンクのローズゼラニウムの花は、やっと終わりに近づいている。長い間可愛いお花を楽しんだ。

知り合いから分けてもらったシソもやっとプランタに定着して、葉っぱを大きくしている。


でも、ブナの葉っぱは戻らない。
茶色の葉を落とすのもあとわずか。

これで枯れてしまうのだろうか。

心が痛い。
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by phytobalance | 2007-05-27 19:13 | ハーブ・Herbs

春の顔ぶれ

やっと“ウリハダカエデ”の葉っぱがそれらしい形になって、今、開きつつある。

このウリハダカエデ、昨年、清里キープ協会の”森療時間”というプログラムにスタッフ参加した時、“ひとかけらの森”という時間で、まだ1年目くらいのものを鉢に植えて持って帰ってきたもの。

9月の東京は、ウリハダカエデには暑過ぎたようで、ちょっとかわいそうだった。
冬になり、葉を落としたが、ちゃんと芽をつけていたので、芽吹きを楽しみにずーっと待っていた。


今年のうちのバルコニー春一番乗りは、園芸種のゼラニウム。ひと月くらい前に白い花を咲かせた。昨年は、白い花がプランタに一杯となったが、冬に伸びきったゼラニウムを切って、ほとんど挿し木にしてしまったので、今年は、花は少ない。でも、挿し木したゼラニウムはすくすく育っている。

昨年、お友達からいただいたローズゼラニウムは、今、満開!ピンクの可愛い花を咲かせている。このローズゼラニウムは、実は、ひと月以上も前に、葉の間から、なにやら違う形のものが突然現れた。花だろう、と思いつつも、初めて観るので、ワクワクして変化を見守った。
一週間ほど前に、美しい上品なピンク色が顔を出した。


忘れてはならないのは、ブナ。
うちに来て、2回目の冬を越した。昨年は、7月に2度目の芽吹きがあって、東京の猛暑がブナを狂わせてしまったかな、と少々心配していた。
一応、いくつかは、芽をつけて冬を越したが、なかなか変化がなかった。
こちらは、3月の始めか、急に1日だけ暖かくなった日に、兆候なく突如芽吹いた!
なんて正直なんだろう!と思ったほど。
その後、寒くなって、それでも少しずつは、開き始めていた。
もっと暖かくなったある日、出張から帰ってきたら、しっかりと葉っぱを開いていた。

ブナにおくれること3週間、やっとウリハダカエデの茶色の芽に変化があった。
冬芽が左右に少し開き、その真ん中から同じ茶色の芽がでてきた。
日々、その真ん中の芽は垂直に伸び、ついに開いてくしゃくしゃした葉が見えてきた。
そして今朝、やっと、あの特徴的な三つのお山が見えるくらい開いてきたのだ!


近所のカツラも、ひとたび芽吹くと、あっという間に美しい黄緑色のハート型の葉っぱを木一杯につけた。その隣のハナミズキも、今や満開!芽吹いたのは、ほんの2週間前なのに。

一日も目の離せない日々が続く、春である。
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by phytobalance | 2007-04-14 10:08 | ハーブ・Herbs

七草粥

2007年。新しい年。

世界が少しでも穏やかになることを祈らざるを得ない。


恒例の飲み友達との初詣は、友人の提案で大山詣となった。
年初からなんて嬉しい!
このところ、大山には是非登らねば、、と思っていたところ。

東京から臨める丹沢の山々の一番左端の山が大山だ、と母に教えられていた。
小学生の頃か。大山には登っているはず。でも、記憶には全く無い。

大山にある阿夫利神社は、雨乞いや豊作祈願の神を祭ってあるとして、江戸時代頃から信仰されてきたそうだ。それ以前には、奈良時代の頃から修験道場であり、山岳修行が行われていたとのこと。

時は流れて現代においては、阿夫利神社下社まではケーブルカーで行ける。
ということで、下社までは、気軽に参る。
予想に反して、随分りっぱな下社だった。


なんと嬉しいことに、下社の前では、七草粥がふるまわれている。
真っ白な下界を臨みながら、フーフー七草粥を食べる。おいしい!!
もやの少々向こうに、それでも陽の光を反射している相模湾が見える。

腹ごしらえを終え、いよいよ本社のある大山山頂へ。
いきなり、傾斜のきつい階段が続いたが、お餅の後のいい運動。
急な分、どんどん高度を稼げる。陽も射してきて、澄んだ空気が、心を洗った。

山頂の本社は、下社とくらべると、とぉっても渋かった。
今度は、本社の横で、豚汁をすすりながら、満足感とともに、白い下界を眺めた。


東京に戻り、スーパーで売っていた七草粥セットで、さっそくお粥を作ってみることに。
しかし!悲しいことに、葉っぱだけでは、七草の見分けが付かない・・・

セリ、ナズナ、オギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ

スズナ(カブ)、スズシロ(大根)は、分かるとして。後は・・・?
プラスティックのケースの裏に書いてある、七草の絵で(親切!)、なんとか解明。
結局、ハコベ以外は、1本ずつしか入っていなかった。

七草粥の風習は、もともとは中国のものだという。
日本に古くから伝わっており、平安時代には既に、七草粥のことが書かれているそうだ。
それ以前の万葉集の時代には、七草ではないが、若菜を七日にいただいたことが記されているとのこと。

いずれにしても、冬の最中、新たな年に、元気よく生える若菜をいただき、邪気を祓うという意味合いがあったようだ。


邪気を祓い、穏やかな一年であることを願いたい。


今年もどうぞよろしくお願いいたします。
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by phytobalance | 2007-01-07 14:59 | ハーブ・Herbs

聖なる赤い季節

明日はクリスマス。
イエス・キリストの誕生日を祝うことにはなっているが、12月25日をそれと定めたのは、どうやらローマ時代の政治的意図があったようである。

12月25日は、もともとは、インドやイランの神、太陽神ミトラの誕生日だとする説もある。
ミトラ教は、ローマ時代の紀元前後数百年にわたり、大きな勢力をもつ宗教だったそうだ。
ヨーロッパ史を勉強しても、そんな話は普通では出てこない、というあたりも、政治的操作がなされただろうと、疑うに足る。
ちなみに、ローマ帝国が、キリスト教を国教としたのは、313年、コンスタンチヌス帝の治世下、のミラノ勅令によってである。

この太陽神ミトラであるが、仏教では、どうやら、弥勒菩薩らしい。

歴史も宗教も、だから楽しい。


この聖なる季節を象徴する植物は、ヒイラギである。
ギザギザ葉っぱに小さい真っ赤な実は、子供のころから、クリスマスカードなどに書き添えていたものだ。
ヒイラギの葉のギザギザが、イエス様の茨の冠だ、とか、赤い実は十字架のキリストの血により染まった、とかいろいろ言われている。

もともとは、セイヨウヒイラギ(学名 Ilex aquifolium)であるが、お花屋さんで見かけるのは、近種のヒイラギモチ(学名 Ilex cormuta)なのだそうである。どちらもモチノキ科である。
セイヨウヒイラギは、葉っぱの成分を抽出して、風邪と咳に用いたりするそうだ。
さすが、この季節を代表する植物だけのことはある。



不思議だと思うのは、土地が違っても、同じ季節に似たような植物が際立っていること。
森を歩いていても、住宅地を歩いていても、よく見かけるのは、センリョウ(学名 Sarcandra glabra)。
朱色の実を沢山つけていてすぐにわかるが、こちらの葉っぱもギザギザ。
センリョウ科であり、葉っぱの形は、全く異なるものの、なんとなく、ヒイラギ風ではある。

そして、同じく赤い実をつける、マンリョウ、ヒャクリョウ、ジュウリョウと、あるのだから、おもしろい。昔、赤い実は、大金にたとえられていた、とのこと。これら3つは、ヤブコウジ科だ。

マンリョウ(学名 Ardisia crenata)は、とてもセンリョウに似ているが、葉っぱのギザギザが弱めで、実はサクランボのように垂れている。
ヒャクリョウは、カラタチバナ(学名 Ardisia crispa)のことを言うのだそうだ。葉っぱのギザギザがほとんど目だたず、葉っぱが、スッとして長め。
そして、ジュウリョウは、ヤブコウジ(学名 Ardisia japonica)のことだが、葉っぱは丸みを帯びて、ギザギザが目立つ。


赤い実を、気持ち悪いほどぎっしりつけた庭木であれば、ピラカンサかもしれない。
ピラカンサは、(学名 Phracantha angustifolia)は、バラ科であるが、その白い花を見れば、そんな気がする。しかし、この季節では、なんと言っても赤い実である。
葉っぱは、少しだけ長めで、先のほうが少々太くなり先端が丸みを帯びている。なんとなく、南方的な雰囲気のある葉、だと私は思っている。


と、一年前までは、全く違いも分からなかったし、気にもとめなかった赤い実達だが、森を歩くようになって、少しずつその違いも意識できるようになってきた。あくまでも、初心者の見方に過ぎないのだけど。


街でみかける赤い実達をちょっとだけ感じながら、聖なる季節のスパイスにしてみては!
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by phytobalance | 2006-12-24 12:11 | ハーブ・Herbs