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ホワイトマジック 9月前半 その1 規定10 想念形態の建設

規定10
創造された形態が水に浸されるとき、水は吸収され、そして用いられる。形態は強さを増す。仕事が十分なものになるまで、魔術師はその仕事を続けなければならない。そして、外なる建設者に仕事を辞めさせ、内なる働き手に自らの周期を開始させなければならない。

いよいよ規定10。

なぜ、「いよいよ」なのかと言うと、『ホワイトマジック』の中で最も沢山のページを割いて説明しているからである。
200ページを超える!!
実際に9月から11月までの3ヶ月間、規定10について学んだ。

確かに規定の文も長いが、それにしても何を200ページも説明しなくてはならないのか。

『ホワイトマジック』の各規定を説明する章は、単純に規定の意味を説いているわけではない。規定の文章や、そこに見られる単語から発展して、いろいろと多岐にわたって説明が広がっているのである。それらはすべて重要なことではあるが、ともすると、

'何でこれ、ここで説明しているわけ??' と感じるほどに、もともとの規定の文脈から離れた内容に思える説明が続くのである。


ロスト気味になる。・・・本当は、規定と関係しているわけなのだけど。


タイムリーにレビューしなかったのを幸いとして、規定10の小見出しを並べて、規定10を俯瞰してみる。(その自信、ないんだけど)


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想念形態の建設
センターとエネルギーと光線
アストラル・エネルギーと恐怖心
エネルギーの正しい使用法
今の時代と未来
ハイラーキーの創設世界奉仕者の新集団
占星学と諸エネルギー


最初の小見出しは、よし!
そのあとの3つもまぁ想像できなくはない。
だけど、最後の3つは??

No idea!

俯瞰して、3ヶ月分のレビューを簡潔に(格好良く!)まとめたい、と云う願望は見事に打ち砕かれた。
仕方ない。素直に順を追って見てみよう。


想念形態の建設

規程10に述べられている2つの事実。

1. 形態はそれが浸されている水を吸収し、そして用いる。
2. その結果、形態は強さを増す。

そして、3つの強い命令。

1. 魔術師は形態が確実に十分強くなるまで、その建設を続けなければならない。
2. 十分強くなったとき、「外的な建設者」に仕事を辞めさせなければならない。
3. そして「内的な建設者」に自らの周期を開始させなければならない。


事実の1だが、「水」はアストラル界を指す。
想念形態は、メンタル界で作られ、アストラル界で大きくなる。(事実の2)
しかし、アストラル界は、欲求の水で満たされている。
この欲求が、形態を強くするが、同時に純粋性は失われてしまう。

皮肉である。


命令の1は、形態が確実に十分強くなるまで建設を続けなさい、という。
前回の規程9で見たように、正しい方向づけが大切。

「形態を正しい方向に向け、その想像者の意思と目的を遂行するために適切な道の上に置かなければならない・・これは仕事のかなり初期の頃に起こるものであるが、この方向づけの後に建設の仕事は進行する。」(上p323)
「というのも、想念形態にはまだ自立して生存する準備ができていないためである。」(上p323)

そして、命令の2と3は、形態が十分に大きくなったら、外的な建設者から内的な建設者にバトンタッチさせなくてはならないと、言っている。

「すべての形態建設において建設のテクニックは、基本的に同じである。」(上p323) 

だそうで、それが警句として、11の項目にまとめられているが、以下、抜粋する。(上p328-239)

・創造者は自分が建設者であって、建設されたものではないということを知らなければならない。

・創造者はまず外的な建設者たちを扱い、自らの影響範囲の周辺部に召集の呼び声を発しなければならない。

・自分のアイディアと衝動によって生命ある質料である水を動かし、自らの目的と計画に建設者たちを従わせなければならない。

・常に「指揮台」にとどまり、そこから降りて自らの想念形態と密接に接触することなく、判断力と熟練の技術を駆使して、建設しなければならない。

・心象化と瞑想と行動での手腕を通して、自らの形態を時空間内に投射すべきであり、そうすることで、自らの意思が命令し、自らの愛が望み、自らの必要が創造するものを生み出すべきである。

・外的な形態の建設者たちを撤退させ、ダイナミックなフォースを持つ内的な建設者たちがそれを顕現へと押し出さなければならない。創造者の目によってこの内的な建設者たちは方向づけられた機能的な活動へと駆り立てられる。

創造活動の順序は、以下の通りである。

1. 空間の水が言葉に反応する。
2. 建設者たちが建設する。
3. 創造の周期が終わり、形態は顕現する上で十分なものになる。
4. 次に遂行の周期が訪れる。この遂行がどれだけ続くかは、主観的な形態を構成し、活気を与える生命を伝達する内的な建設者たちの力によって決まる。


つまり、こんな感じだろうか。

・メンタル界で創造された想念形態を、音として、アストラルの水を振動させ、おそらく、自身の欲求からか、大勢の共感を誘うか、で、大きく成長させる。
・創造者は、建設しているものと同一化してはいけない。あくまでも「指揮者」として、共鳴を強め、形態が大きく強くなるよう導くのだ。
・十分に大きく、強くなったら、外的な建設者には退いてもらう。
(でないと、欲求の渦に飲み込まれてしまうから・・)
・これで、形態が顕現する準備完了。
・そして、顕現を遂行する時は、内なる建設者・・つまり、魂、の導きを使う。


ありゃ、これで規定10の説明は、何となくカバーした感。
でも、まだ小見出し1をカバーしただけ・・・・

まだ、200 ページ以上続く!!

だから・・・

つづく・・・








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# by phytobalance | 2017-12-27 23:40 | アリス・ベイリー・AB

ホワイトマジック 8月後半その4 規定9

規定9
次に凝縮が起こる。火と水が出会い、形態は膨張し成長する。魔術師は自らの形態を適切な道に置かなければならない。


この規定は、『宇宙の火』に書かれており、以下の注釈もついているそうだ。

「欲求とマインドを純粋にし、むらのないものにし、創造された形態を正しくバランスのとれたものにしなさい。そうすることで、破壊の道つまり「左手の道」に引きつけられることは不可能になる。」(上p304)

ここで強調されていることは「純粋」さ、とのことで、規定9の章の小見出しの一つは、

純粋さの必要性

である。

何が純粋であるべきなのか、というと「動機」である。

動機がパーソナリティの欲求に基づくものであれば、その行動は不純に特徴付けられると。

衝動が形態内から発せられるのであれば、それは形態によって支配され、その純粋さが形態を支えるグループ内に限定される。


「というのは、絶対的な純粋さは支配からの完全な自由が達成されたときだけに存在するものだからである。」(上p305)


であるから、実は、私たちは、コーザル体からの支配から解放されるまで、真の純粋さを理解できないのだそうだ。(残念だが・・・)

コーザル体とは、「魂の蓮華」とも呼ばれるものだが、肉体、アストラル、メンタルの原子が、いずれそれら三界が昇華され消えた時に、その原子を集積する器と成る。しかし、いずれコーザル体も消えた時に、人は三界から自由になるのである。


ということで、真の純粋さを動機に持つことは、多くの者にとっては不可能に近い。なので、

「大多数の人々にとっては肉体的な純粋さと情緒的な純粋さが目標である。」(上p305)

「欲求性質全体を常に方向転換させて、それをマインドの習慣的な状態になるようにする過程が、一切の変性過程と効果的な魔術の仕事を行う鍵・・」(上p306)

なのだそうだ。


なぜなのか。

それは、

「動機の純粋さがマインドの習慣になる迄は、「左手の道」に向かう傾向が常に存在する・・・」
(上p306)

からである。


左手の道とは何か、それは、ダークサイド、と言えば、その意味するところが何であれ、大体イメージはつかめるのではないかと思う。

左手の道とは、下に向かうエネルギーで、私たちをより物質的に、より利己的に導く、大計画とは真逆の方向性である。


火と水が出会い、形態は膨張し、成長する。

「メンタル界において、一つのアイディアが形態をまとう。欲求の界層において、感覚のエネルギーがその形態に充満する。進化過程のもとで、その形態は「膨張し成長する」。形態を正しく方向づけること、そして必要な方向に位置付けることを通して、思考者の目的は成就する。」(上p310)


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ここでもう一度、ホワイトマジックの、そして、秘教の教えの目的を確認したい。

私たちの存在目的とでも言おうか。

アイディアとは、その源は、すべて、大計画の遂行のための一つの行為である。

なぜなら、私たち人類(すべての生命体?多分)は、進化の法則の中で存在するからだ。

私たちは皆、大計画(進化)を遂行する役割を担っているのだ。

そのアイディアは、メンタル界で形態を得て、アストラル界において、例えばそのアイディアを実現したい!とか、広めたい!などの欲求のエネルギーを強く得て、アイディアの顕現へと導かれるのである。

そうして、形態を膨張させるのであるが、このエネルギーは必要である。
でないと、何事をも実現しない。

しかし、魂とのつながりができていなければ、アイディアが、メンタル界、アストラル界を通過し、そして、最後に物質界に現れる時に、その目的の純粋さは、濁り、色がつき、または、利己的になり、大計画の一部であるはずなのに、適切な形態で顕現しないのである。

場合によっては、だが、ただ、左手の道へと導くものとなってしまい、ホワイトマジックのエッセンスが、ブラックマジックとなってしまうのである。

『ホワイトマジック』は、そうならないために、何をすべきなのか、それを伝えているのだ。


「あらゆる段階において創造される形態はすべて、左手の道に限定されるか、それを含みながらも、それを超えて右手の道を辿っているかのどちらかである。・・・すべての形態が、それらが右手の道を辿っていようと、左手の道を辿っていようと、ある点まで似ているということを銘記すべきである。それは同じ段階を経て発達し、そしてその行程のある地点では、同じか同類であるかのように見える。」(上p315-316)

だからこそ、方向付けが必要なのである。


以下は、多くの私たちにとって、非常に重要な教えである。

熱誠家は、

・自分の想念形態を出現させ、アイディアを顕現させたいという情緒的な欲求に夢中になっている。

・伝統的な仕事のやり方を守ることと物質界での活動に多くの時間を費やしている。

・自分が創造した形態に対する無執着を保って、ただ方向づける媒介として行動するのではなく、その形態と同一化することによって身をすり減らしている。

もし責任があなたにある形態にあなたが埋没するならば、それはあなたに憑依し、あなたを支配するようになり、その形態はその存在目的を果たすことなく、支配要因になってしまうということを覚えておきなさい。

・形態が支配する時、次のような危険性が生まれる。

・形態が誤った方向に差し向けられ、左手の道を辿り、物質の力を増大させ、敏感な魂を拘束する力を強めるという危険性が。

(上p318)


どうすれば良いのか。

「想念形態をメンタル界から方向付け、その到底の企てに注目を限定すること。そうすることで、正しい思いと正しい方向づけが正しい働きにつながり、左手の道に陥る危険が確実に避けられることを知りなさい。」(上p317)



「人の子らだけが右手の道の魔術と左手の道の魔術の違いを知っている。達成した時、この二つの道は消え去るであろう。人の子らが物質と質料の間に存在する違いを知ったとき、この時代の教訓は理解されるであろう。・・・・物質と質料はともに暗黒の道を作り出す。質料と目的が混ぜ合わされた時、それは光の道を指し示す。」(上p319)



規定9、8月後半 終わり

次はいよいよ、長い長い規定10に入る。



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# by phytobalance | 2017-12-10 14:22 | アリス・ベイリー・AB

ホワイトマジック 8月後半その3 規定8 その3

規定8
アグニスーリアンは音に応答する。水は満ち引きを繰り返す。魔術師は、陸と水が出会う点で溺れないよう身を守らねばならない。乾いてもなく濡れてもいない中間点を立脚点とせねばならない。水と陸と空が出会うとき、そこが魔術を行うべき場所となる。

まだ、規定8終わらないな・・
あと、少し。


「理想は、随意に魂意識に集中したり形態様相に集中したりできるような意識的な統御の状態を達成することである。それは、注目をどちらに集中させる場合であれ、そのような集中を必要とする明確な目標を認識することで成し遂げられる。」(上p293)


この文章から、ふと、ヒーリングタッチのプラクティショナーIで学ぶ、
クロノスの時間 vsカイロスの時間
を思い出した。

クロノスの時間とは、私たちが通常認識している時間。
カイロスの時間とは、非直線的で計測できない時間のこと。
時間がなくなる、という感覚を得る境地、と言ってよいだろうか。
ヒーリングはこのカイロスの時間において起こる。

そして、ヒーリングタッチ・プラクティショナーは、この2つの時間を優雅に行ったり来たりできるようにならなければならないのである。

これは、魂意識と形態様相への集中に対する意識的な統御とは、少し次元は異なるが、少なからず擬似体験のように思える。
また、それへの歩みの入り口であるように感じる。


「行うべき奉仕の行為が、自己が集中する点を決定するのである。」(上p293)


その中間点とは、立場によって少々異なるようだ。

「見習いの弟子にとってそれは情緒界、・・・そこで陸(物質)と水(情緒性質)が出会う。

弟子にとっての中間点は、形態と魂が接触し、大いなる移行が可能になるメンタル界である。進歩した弟子とイニシエーとにとっては、コーザル体、・・・魂の霊的な体である。それは例と物質、生命と形態、モナドとパーソナリティの仲介になるものである。」(上p293)


これはセンターの観点からも説明されている。

「純粋な神秘家は自らの意識をほとんど完全にエーテル体の頭頂に集中させている。一般の進歩した人々は脳下垂体の領域に集中させている。オカルト的な発達と秘教的な知識を通してパーソナリティと魂の関係が確立されると、「頭部内の光」と呼ばれる磁場の中にある頭部の中心に中間点が出現する。熱誠家の立脚点はここである。これは非常に重要な場所である。それは陸つまり物質的でもなければ、水つまり情緒的でもない。それは、意識的に奉仕し、統御を方向づけ、特別な目的のためにフォースを用いる場になった活力体つまりエーテル体と見なすことが出来る。」(上p295)

最後の部分だが、頭部の中心に出現した中間点は、エーテル体ではあるが、魂との関係性が確立した時のみ、光り、機能する、、ということなのであろうか。


水と陸と空が出会うとき、そこが魔術を行うべき場所となる。

「これらの言葉では、奇妙なことに、その場所については何も述べられておらず、時間的な状況だけが考察されている。」(上p295)

と、ある。奇妙なことに、などいわず、説明してくれればいいのに、、と言いたいのだが。

「空とはブッディ体、霊的な愛の界層の象徴であり、・・・三つのものが出会うとき、それは魂意識に焦点化していること、その人が霊的な体に集中していることを示している。」(上p295)


そして、中間点における危険が指摘されているのだが、その前に、以下の秘教における「事実」を認識しておいた方が、理解しやすいらしい。

:物質界生活と外的な形態の象徴
:情緒性質の象徴

が出会う場所:太陽センター

太陽叢・パーソナリティ生活のセンター:生活を支配、統治を監督
(方向付けるセンターが横隔膜よりも下にあるとき、どのような魔術も可能ではない)

:ブッディ界の象徴。キリスト原理が支配する行為生活の象徴。
  (自由が経験され、魂が完全に表現される)

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が出会う場所:頭部内

:知性の象徴、マインドの界層
  パーソナリティ生活が天国に上げられ、
  魂の生活が地上に降りてくる時、出会う場所
  超越的な魔術は、ここでのみ可能。
  すべての魔術的な仕事が知的な過程。


中間点には以下の危険性がある。

陸と水の間、情緒的な反応と物質界での現実や生活との間をあまりにも激しく揺れ動く危険性:

「熱誠家の中には過度に感情的な反応を示す人々がおり、また過度に物質的な人々もいる。この影響は中間点において感知され、激しい不安定を生じさせる。この不安定は太陽叢センターに直接影響を与える。」(上p296)

純粋な霊エネルギーが、パーソナリティのメカニズムに制御されずに、時期尚早に流入することに伴う危険性:

「活力ある霊的なフォースは頭蓋骨の隙間を通り、頭部のセンターに流れ込む。そして、それらのセンターから、熱誠家の思考生活における日々の傾向によって決まる最も抵抗の少ない線に沿って流れることになる。」(上p297)

陸と水が一緒になった結果起こるかなり強力な危険:

「アストラル界の知識が脳意識(陸の様相)に流れ込むのである。熱誠かが最初に木津事の一つとして低位サイキズムへと向かう傾向がある。それは太陽叢センターの反応である。この中間点はアストラル現象の世界への「飛び込み台」になる可能性があり、「溺死」を引き起こすことになる。というのは、熱誠家の霊的生活が低位のサイキック経験への興味に浸され、完全に水没してしまうことになるからである。」(上p297)


規定8 おわり

ふぅ・・・

8月後半 規定9 へ続く・・・








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# by phytobalance | 2017-12-06 12:34 | アリス・ベイリー・AB

ホワイトマジック 8月後半その2 規定8 その2

規定8
アグニスーリアンは音に応答する。水は満ち引きを繰り返す。魔術師は、陸と水が出会う点で溺れないよう身を守らねばならない。乾いてもなく濡れてもいない中間点を立脚点とせねばならない。水と陸と空が出会うとき、そこが魔術を行うべき場所となる。

規定8、前回は、最初の文
「アグニスーリアンは音に応答する。」
しかカバーできなかった・・・

でも、すごく大切なところ。
f0053026_14094479.jpg本当は、説明されるまでもなく、私たちは、
欲求野心恐怖心性欲金銭
これらに振り回され、支配され、苦しんでいる、ことを知っている。
生きる目的が、無意識的にこれらを満たす方向だったり、
避ける方向だったりしている、、、場合が多い。


次の文に進んでみる。


水は満ち引きを繰り返す。

満ち引きを繰り返す「周期の法則」なるものがあるらしい。
これを理解すると、進化の法則を理解できるとのこと。
私たち自身の「生命衝動」にも周期・・「満ち引き」があり、それを知ることで平静を獲得するのだそうだ。

「光と闇、善と悪、水没と出現、イルミネーションへの前進と暗黒への見かけ上の交代といった交互に繰り返す周期は、・・・すべての形態の成長を特徴づけるもので、人種や国家の発達の特徴であり、そして絶えず照らされた状態の中を歩き、すべての暗黒の場を後にするという理想像を思い描く熱誠家にとって問題になるとういことを、私たちは忘れてしまっているのである。」(上p290)

夜があって、昼間があることが、あまりにも当たり前なので、私たちはその意義を見失っている、、という。
その意義とは、「魂は、実は、見た目は満ち引きを繰り返しながら、開花する。」ということ。

魂の開花!!のための満ち引きか・・・


魔術師は、陸と水が出会う点で溺れないよう身を守らねばならない。


メンタル体が機能し始めている、アーリア時代に生きる私たちは、生命の潮流は、いやおうなしに、自身のアストラルやメンタル領域に打ち寄せてきたり、再び、生命が引き下がる。その中で、無数の転生における満ち引きに対して、理解し、コントールしたいという欲求に目覚めるそうだ

そして、

満ち引きの中間点に立ち、・・自身の周期つまり「満ち引き」を、自分で決定したように統御することを望む。意識的な目的をもって、彼は転生した存在とういう暗闇の場所を歩くことを切望し、同様に意識的な目的をもって自分自身の中心へと引き下がるように努める。このようにして、彼は熱誠家になる。」(上p292)

熱誠家になっても、この満ち引きは繰り返される。

肉体は、
「突然の刺激に襲われ、かつての欲求と渇望に激しく駆り立てられる。また、・・・肉体から活力が流れ去り、衰弱するのを自覚する・・・」(上p292)

情緒体は、
「高揚と強烈な熱誠の周期と痛切な落胆と感心お欠如の周期がク尾後に訪れることになる。」(上p292)

メンタル体は、
「たえざる学習と多くの思考と鋭い研究と不変の知的な衝動」の周期があり、

その後、
「すべての学習が味気ないものになり、マインドが完全に休止し、不活発になったように思われる周期が訪れる。考えることが努力を要する死後tになり、様々な様相を持つ思考のむなしさがマインドを襲う」(上p292)

のだそうだ。

そして、
「熱誠家は存在することは行うことよりもずっと良いという結論を下す」(上p292)

私たちは、何千回、何万回の転生において、この満ち引きを経験する。
ひとつの生における、例えば、内向的とか外向的などと呼ばれる性質は、個人が経験する満ち引きの表れに過ぎない・・とのこと。

ともすると、私たちは、性格やタイプで人を判断したり、好んだり好まなかったりする。
でも、皆、自分自身を含めて、それぞれが、魂の開花のために、満ち引きを体験し、乗り切ろうとしている過程なのだ、、ととらえると、なんか、愛しいと思えてくる。


乾いてもなく濡れてもいない中間点を立脚点とせねばならない。

「真の真理探究者はすべて、この不安定な経験を意識しており、それを一種の罪、または激しく戦うべき状態としてしばしば見なす。「乾いてもなく濡れてもいない中間点を立脚点とせねばならない」ということを認識するのはその時である。」(上p292)


次の2つのことを理解する必要性があるらしい。

「1.感情という状態は全くの非物質的なものであるが、魂の状態を示すものではない。熱誠課は魂意識に集中し、自分が支配されていると思われる交互に移り変わる状態に影響されることを拒み、ただ「霊的存在に立脚する」ことで、「すべを成し遂げて、しっかりと立つ」ようにならなければならない。」(上p293)

「2.平衡の達成は交互の交代が習慣的なものになったときにはじめて可能になるものであり、周期的な満ち引きは魂の注目が形態様相と真の霊的人間の間を揺れ動いている限り続く。」(上p293)



ダイビングをしていた頃のある日のこと。
エキジットの時に間違えて、海に飛び出ている大きな岩の横に沿ったエキジットポイントの反対側に浮上してしまった。
そこは、とても小さな入り江になっていた。
入り江は、溶岩のようなゴツゴツした岩で囲まれており、一番奥だけわずかな幅の砂浜のようだった。

波はものすごく荒かった。
ダイビングにでるべきではなかったコンディションだった。
そもそもエキジットポイントを間違ったのも水面下でさえ、経験したことのないほどの揺れが生じていたからだ。
その上、岩に囲まれた小さな入り江だと、波の勢いが何倍にも増す。

奥の砂のある方へ向かおうとすると強い波が打ち寄せる。
前進する暇もなく、ものすごい勢いで引いていく波で岸から遠ざけられる。
上陸ポイント方向へ行きたくても、体勢を立て直せず、次の波で岩に打ち付けられそうになる。
岩からは離れなければならない。

波は打ち寄せ、間髪をいれず、ものすごい勢いで引いていく。
しかし、その波とともに岩から離れようとしても、たとえ波間があっても、入江を囲む岸壁に反射した四方から寄せる波で、コントロール不能だ。

寄せては、引き下げられ、寄せては引き下げられ、行きたいポイントに近づけない。
岩に激突するかも、という恐怖とともに、いつまで続くのかという時を過ごした。


人生で死んでもおかしくなかった3つの出来事のうちのひとつだ。


水は、満ち引きを繰り返す。

乗り越えるのは、時に、命がけかもしれない。

続く・・・



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# by phytobalance | 2017-11-30 23:08 | アリス・ベイリー・AB

ホワイトマジック 8月後半その1 規定8 その1

規定8
アグニスーリアンは音に応答する。水は満ち引きを繰り返す。魔術師は、陸と水が出会う点で溺れないよう実を守らねばならない。乾いてもなく濡れてもいない中間点を立脚点とせねばならない。水と陸と空が出会うとき、そこが魔術を行うべき場所となる。

この規定は、比較的短く、20ページ程度割いて説明されているが、実は、この本の最も重要なものである、という。
説明が短いだけに、さらに要約するのが難しいかも・・・

アグニスーリアンは音に応答する

音に応答する・・・とは、魂の音色に応答するということである。
規定2に「深き瞑想において影が応答したとき、仕事が遂行する。・・」とあった。
この影とは、パーソナリティのこと。書いていないがパーソナリティが魂に応答するのである。

規定8では、応答するのは、アグニスーリアンとある。パーソナリティとアグニスーリアンは、同じではないが、アグニスーリアンを征服せずにパーソナリティの統合はないし、この規定はアストラル界についてだし、さらに、アストラル界は戦場なので、アグニスーリアンにフォーカスしているのではないかと思う。

「アグニスーリアンを征服し、欲求を鎮めることによって、・・・アストラル界のイリュージョンを貫き通し、生命をありのままに見ることができるようになる。(上P284)」
らしいから。

このアグニスーリアンとは、アストラル体を構成するアストラル界の生きた質料であるという。

そして、

「アストラル界の質料は三種類の神聖なフォースによって動かされており、それらが混ぜ合わされ、大いなるイリュージョンを生み出しているのである。」
f0053026_23015163.jpg(上p284)

その三種類のフォースとは、

・利己的な欲求というフォース
・恐怖心というフォース
・性的な引力のフォース

であり、イリュージョンを生み出すものなのに、神聖なフォースだと言う。


利己的な欲求は、退化のエネルギーであるが、進化を引き起こす上で大きな役割を果たしているそうだ。


恐怖心は、無知の産物であって、誤った思考の産物ではない、と説明されているが、人は、

「マインドの力によって、過去に受けた苦痛と悲嘆の記憶と起こるかもしれないことを予測することによって強力に増進され(上p284-285)」、

「個人的な恐れと病的な恐怖心から作り上げた想念形態(上p285)」
によって、その力が増大される。

「この想念形態は、私たちがそれに注目を向ければ向けるほど、力を増大させる。というのも「エネルギーは思考に従う」からであり、遂に私たちはそれに支配されてしまう。(上p285)」

恐怖はイリュージョンである。「これまで起こったことがないにもかかわらず、イリュージョンに基づいた予感と疑いにどれだけ多くの時間を費やしてきたか・・(上p285)」


・真理を実践し真理によって生きるという概念を、瞑想において種子となる考えとして用いて、日常生活における真理について瞑想すること・・
・健全な良識を培い、イリュージョンに基づいた恐怖心が大きくなる時間的な余裕を与えないマインドの態度を育成する・・・

この二つを行うことが必要であるとのことだ。

なぜなら

「恐怖心は、この障害において可能な非常に重要な前進をしばしば妨げる大きな障害になる。この前進は、もし、適切な機会を捉えず、意志の性質を強力に喚起しなければ、次の生涯まで延期されることにもなる。(上p285)」からである。


性的な引力は、「物質界からの引きつける力と、ある種の退化のエネルギーを帰還の道へと方向転換させる力(上p288)」だという。

これは生殖のために男性と女性を結合させようと衝動であるが、これに「情緒的な欲求が加わったことで、罪が忍び込み、この衝動が表現された目的が欲求への充足へと歪められたのである。(上p288)」

「人類がメンタル的になり、マインドのフォースが人体内に感じられつつある現在において、状況はさらに深刻にさえなっている。この状況は、魂がその三重の道具を支配するようになったとき、初めて安全に解決できるようになるのである(上p288)」


このように、人は
欲求と野心によって揺り動かされ
恐怖心によって苦しめられ
性に、そして物質のエネルギーのもう一つの表れである金銭に支配されている。」
(上p288-289)


私たちは、魂の音色に応答するため、物質のフォースと魂のフォースの戦いを続けなければならないのだが、アストラル界の戦場おいて、徹底的に戦われなければならない。


規定8の最初の節はこう締めくくる。

「問題は三重である。しかし、人間には、自らの三体と神聖な魂の三重の能力を通してその問題に対処する能力がある。(上p289)」


そう、私たちには、勝ち抜く能力があるのだ。


続く・・・






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# by phytobalance | 2017-11-25 23:04 | アリス・ベイリー・AB

ホワイトマジック 8月前半 規定7

f0053026_13090259.jpg
いよいよアストラル界の規定に入った。

アストラル界は、戦場と呼ばれる。

それは、現代の私たち全てにとっての最重要課題であり、その克服が困難だからだ。



規定7
活力を探し求めるべき界層には二重のフォースが見られる。二つの道が太陽天使の前に現れ、二つの極が振動する。瞑想する者は選択を迫られる。


アストラル界という戦場

「すべての熱誠家が行わなければならない最も大切なことの一つは、アストラル界を理解し、その性質を把握し、それから自由でありながらもそこで働くことができるようにならなければならないことである。」(上p264)

アストラル界とは、以下のように描写されている。

1. 二重のフォースの界層
2. 二つの道の界層
3. 活力が探し求められる界層
4. 振動する二つの極がある界層
5 選択がなされる界層

つまり、対極するようなものが沢山あって、それに惑わされることなく、「自由で」にならなくては、ちゃんと働けない、、ということなのだろう。

惑わされなくなるのは、非常に困難なので、「戦場」なのだ!


「・・人がアストラル界で「見る」ことができるようになり、平衡を達成し、その振動するフォースの真っ只中でしっかり平衡を保つことができるようになったとき、彼にはイニシエーションの準備が整う・・」(上p264)

ここでいう「見る」とは、「識別する」こと。

平衡とは・・・バランス。
なるほどね。何事もバランス。

ぶるぶると振動している中でも、ちゃんとバランスがとれる、、ようにならなければならない。
何事にも動じずに、、とも言えるかもしれない。


「人は最初、この領域と同一化し、その中心へと入り込み、そのベールをかけられたイリュージョンを貫き通し、最後には、動揺することなく、超然として影響を受けず、束縛されずにいられるようにならなければならないのである。」(上p264)

そう、動揺せずにね。

これを達成するのは、簡単ではないだろうけど、、、
このアストラル界の文章、分かりやすくない?
メンタル界の規定の説明は、何か難しくて、分かったようで、分からなかった感があったけど。

それは、私たちが、まさにメンタル界の真っ只中にいるから???


「人間の脳は、無知の状態においては、リアリティーを逆転させ、ものごとを逆さまに見る・・・」(上p264)

>_< うけるね。


そんな中、熱誠家が最初に学ばねばならないこと。2つ。

①自分自身の情緒的な意味でのオーラを周囲のオーラとを、マインドを使って、識別し、分離すること。

アストラル界は濃い霧がかかっている、と表現されるほど、グラマーやイリュージョンに取り囲まれているのだけど、実は、自分のものと、周囲のものがある。
それを識別せよ、ということだ。
周囲のグラマーとは、例えば、文化的、時代的なものだったり、全人類が共有していたり、と、いろいろあるのだ。
それらと、自分のグラマーの違いを理解せよ、ということだろう。


②このグラマーを通り抜け、抜け出すこと。

「アストラル界はイリュージョンとグラマーの界層であり、リアリティーが歪められて表現される界層である。」(上p266)

歪められたものに基づいて、右往左往しているのね。私たち。きっと。


「イリュージョンに目覚め、アストラル界のグラマーを越えたところにあるリアリティーを垣間見、たとえ一度でも自分自身の魂の明快なラッパの響きを聞いた者の前進を妨げることは、天国や地獄にある何ものにもできず、地上や他のところにある何ものにもできない。」(上p268)

Wow! すごいね。
早く通り抜けたいものだ。


「アストラル界は、相反する対をなすものが作用し、相互に作用し合うところであり、大いなる二重性のひっぱりが非常に強力に感じられるところである。・・・この相互作用は魂とその媒体である物質の間で行われる・・」(上p268)

二重性は、魂とその形態によるものだけれども、それだけでなく、
喜びと苦痛、光と闇、全と悪、貧困と裕福、、そんな風に表れている。


「解放の秘訣は、様々なフォースのバランスをとり、相反する対をなすものを平衡状態にすることである。」(上p270)

はいはい・・・

でも、それが難しいのでしょうに。
 

 
二つの道

二つの道とは、

「一つの道は再生誕という荒涼とした地へと戻る道であり、もう一方の道は黄金の扉を通って自由な魂の都市へと続く道である。・・一方は退化の道であり、・・・他方は肉体性質から彼を導き出し、やがて自らの霊的な体を認識させるものである。その霊的な体を通して彼は魂の王国で働くことができるのである。」(上p274)

つまり、進化の道と退化の道のこと。

このアストラル界での戦いが、運命の分かれ道、、な感じね。


「選択とはどのようなものであろうか。熱誠家にとって、それは速く進歩するか、ゆっくり進歩するかの選択である。忠実な受け入れられた弟子にとっては奉仕の方法の選択である。イニシエートにとっては多くの場合、霊的な進歩をとるか、グループにとどまって計画を遂行するという困難な仕事を行うかという選択である。大師にとって、それは七つの道の選択であり、そのため、問題がどれだけ骨の折れる困難なものであるかがわかるであろう。」(上p275)

進歩が遅い分にはいいけど、、でも、退化の方向へは行きたくないなー。


「しかしながら、あらゆることが熱誠家に正しい選択を行う準備をさせる。それは、正しい行動につながる正しい識別を通しなされ、冷静さを実践することを通して可能になる。」
(上p276)

つまり、戦い抜く主要な武器は、「識別」と「冷静さ」ということ。
しかし、正しい選択を行うことができるように、いろいろなサポートがある感じ♪


「着実に選択能力を発達させ、アストラル界での戦いを真剣に戦うことで、人の意識が一段々々上昇していく・・・」(上p276)

選択能力・・・識別する能力、、ということ。


「打ちのめされ、この世に疲れた熱誠家は、欲求、グラマー、野心、敏感な情緒体と戦わなければならない。この戦いは彼には途方もないものに思えるが、より広い視野から見ると、それは比較的小さいものである ― しかし、彼に耐えられるのはそれだけである。」(上p276)


戦い・・・ね。

自ら湧き出る、途方もない欲求や野心、そして、グラマー。

まさに。

戦わずして、乗り越えることはできなさそうだ。


でも、、、、この困難は、最も簡単なレベル、、、ということのようだ。

進化の先には、更なる困難が待ち受けているのだろう。







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# by phytobalance | 2017-08-23 13:15 | アリス・ベイリー・AB

ホワイトマジック 7月後半 規定5その2 & 規定6

規定5
創造された鞘が降下するに先駆けて、三つのことが太陽天使の注意を惹き付ける。水の状態、創造する物の安全、ゆるぎない観照である。かくしてハートと喉と目が三重の奉仕のために結びつく。

の続き。
後半の「ハートと喉と目」のお話。


ハートと喉と目

真の創造活動が可能になる前に、ハートと喉と目を意識的に用い、使いこなせるようにならなければならない、らしい。

ハートと喉と目は、つまり、ハート・センター、喉センター、眉間のセンターを指しており、これらを目覚めさせ、相互調整していくことが必要とのこと。
これを目覚めさせ、センターを消極的な状態から積極的な状態に変化させないとならない。
それは、以下の方法で起こる。

まず、低位のセンターの積極的なエネルギーを高位のセンターに移行させる。
その時、下記の( )に示したような方向転換が起きる。

・仙骨センター(肉体) → 喉センター (創造力)
・太陽神経層センター(欲求) →ハート・センター (グループ意識)
・脊柱基底センター(物質) → ヘッド・センター(理想) →眉間(魂)

次に、メンタル体を発達させる。
なぜなら、低位のセンターから高位のセンターへとエネルギーが移行し、方向転換が起きた時、新しい意識、新しい実存、新しい存在状態に心理的に目覚め始めるが、この過程において、知的な理解と正しく論理的に推論する能力が、直感と霊的知覚力と平行して成長していく必要があるからである。
そのため、この過程をゆっくりと進むことが大切であるという。

メンタル体の発達が伴うことが、必要なのである。


熱誠家の段階だと、7つのエネルギーを使いこなせないので、次の3つのエネルギーに集中して訓練すべき、とのこと。

1.意志、強さ、力のエネルギー:第1様相。ヘッド・センターを媒介にし、魂を経由してモナドから直接やってくる。
2.愛と知恵のエネルギー:第2様相。ハート・センターを媒介にする。グループ意識の拡大を生じさせる。
3.活動的知性のエネルギー:第3様相。形態様相を活気づけ、統轄する知性の主観的な目的と一致する形態を創造するエネルギー。

熱誠家は、最初に集中するセンターは、ハート・センターが望ましいと言う。それは、グループ意識を発達させずに、喉センターが目覚めてしまうと、創造力が自我の拡大と様々な野心に従属してしまうから、だそうだ。

なるほど。なんか、納得。そのようなことが、あちらこちらで見受けられるかも~。
心したい点だな~。


センターの目覚めと相互調整を成し遂げるための、熱誠家の必要条件が説明されている。

1.性格構築:悪徳と呼ばれる、魂を鞘に従属させ、低位我の衝動と傾向に従わせるエネルギーを、美徳と呼ばれる新しいエネルギーと波動のリズムを呼び込む作業。
2.正しい動機:光が道を照らすにつれて、新しいより高い動機が現れるため、漸進的な努力が必要。
3.奉仕:正しい動機について学ぶことが、正しい動機につながり、個人への奉仕からクループ奉仕、いずれ、大計画の奉仕へと成長していく。
4.瞑想:良い性格と清い生活という基礎がなければ、瞑想を始めることは危険であり、有益でない。奉仕したいという願望がないとき、瞑想は危険。
5.センターについての研究:脊柱上のセンターに働きかけることはなく、全て、魂を通してはたらく意志の座とパーソナリティの総合的な表現がある頭部内、頭部から行わなければならない。
6.呼吸法:日常生活にリズムを課さないと安全に活用できない。効果は、酸素を送り込む、リズム、プラーナのエーテル体への影響、センターへの効果。


前回の引用で、規定5には、再統一とあった。
この再統一とは、創造された想念形態が、三界すべての物質で構成された三重の形態をまとい、三重の形態と一体となった魂が、ハートと喉と眉間のセンターの活動とそれらからの放射によって、活性化されることを指すらしい。

上から降ろされた想念形態が、物質界と「統一」され、地上に顕現すること、という理解で、、、よいのかな。



規定6
目が開いたとき、低位の四つのものを構成するデーヴァたちがフォースを感じる。そして、彼らは追い立てられ、自らの支配を失う。


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規定6は、メンタル界の最後の規定である。
前回の最初に書いたまとめでは、

規定6 方向転換:大計画についての明確なヴィジョンが生じる。

と、あった。
方向転換とは、「質料」の入れ替えのことである。

この章では、ヴィジョンと、質料の入れ替えについて説明している。


目の働き

規定5に出てきた「観照」にはヴィジョンが必要であるとのこと。
なぜなら、観照こそが、創造した想念形態を維持していく、エネルギーだからである。

「観照するためには、特定の目標に一点に方向づけられたしっかりとしたヴィジョンが必要である。」(上p254)

ということで、魂は、
1.至上なる光の方向
2.魂の世界
3.三界における自らの反映であるパーソナリティ
を見つめている、とある。

この3つの観照の方向と3つの主要センターの目覚めの間には、興味深い関係があるらしい(が、難解らしい)。

第三の目と呼ばれている眉間のセンターには独特で特別な働きがある、とのことで、第三の目の話になる。

第三の目は、霊的な太陽の光に反応して存在する、霊的な目。
魂が、この第三の目を用いて遂行する活動が3つある。

1.ヴィジョンの目:形態の背後にある神聖な表現のあらゆる様相を見る。
2.魔術的な仕事を支配する要因:知的な意志の行使によって建設的な目的を持って遂行される。
3.破壊の様相:第三の目を通して流れるエネルギーには分解し破壊する効果がある。物質質料を追い払うことができる。

3番目に「質料」がでてきた!


「第三の目は意識の発達と正しい整列と魂生命の流入の結果として開く。その時、第三の目の磁力的な支配するフォースが感じられるようになり、それが低位諸体の生命を支配し、低位の四つのエレメンタル(地、水、火、風)を追い出し、月の主たちに権力を放棄させる。それまで主人であったパーソナリティーはもはや支配できなくなり、魂が三界における完全な主権者になる。」(上p259)


これが、規定6の「低位の四つのものを構成するデーヴァが・・・」の意味である。
4大元素と言われる地・水・火・風は、元素だけに物質である。これら物質は、月が司っているものである。そして、この4つの元素(エレメンタル)は、それぞれのデーヴァが構成している。

私たちに馴染み深い地・水・火・風だが、創造を完了するには、そして、進化のためには、物質は、いずれ手放されねばならない。それを行使するのが、第三の目のひとつの機能なのだ。

3つ目の破壊的な様相は、モナド、意志の様相。モナドが、最終的にすべての形態を破壊し、顕現から撤退し、創造活動の周期を終わらせる、とのこと。

ここに創造活動が完成する。


「ヘッドに意図を強く集中させ、注目を第三の目を経て、用いるべきセンターに差し向けることによって、フォースは正しい出口を見つける。そのフォースを効果あるものにするのは、活性化する方向づけられた知的な意志である。これらの点をよく研究しなさい。というのは、これらの中に、あなた自身の生命を再建する魔術的な仕事、あるアデプト方が遂行しつつある人類の再建という魔術的な仕事、そしてオカルト・ハイラーキーの推進力になっている神の計画の進展という魔術的な仕事に関する鍵が見つかるからである。」(上p260)


という文章で、この規定は締めくくられているのだが、前半は、これまで説明されてきたことで、なんとなく理解できる。しかし、後半は、よくわからない。
どんな鍵が隠されているのか。

次回から、いよいよアストラル界の規定に入る。




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# by phytobalance | 2017-08-08 17:57 | アリス・ベイリー・AB

ホワイトマジック 7月前半 規定5 その1

4月から、ホワイトマジックを学んできたが、1回、1回、なんとなく理解したつもりになっていたものの、3か月も過ぎると、で、何のため話なの?と思ってしまうくらい、話が複雑になってきている。

整理してみよう。
そもそもホワイトマジックの目的とは、
「ホワイトマジックは、進化の大計画を適切に地球に降ろすための方法である。」
と、4月前半のブログで書いた通り。

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ありがたいことに、規定7にまとめが書いてある。

規定1:冷静沈着。その結果として集中が起こる。
規定2:応答。高位のものと低位のものの相互作用が起こる。
規定3:放射。音の放出が起こる。
規定4:呼吸。創造活動が起こる。
規定5:再統一。一体化が起こる。
規定6:方向転換。大計画についての明瞭なヴィジョンが生じる。

つまり、
魂(深い瞑想状態)→ 伝達 →  ☆  ← 応答 ← 深い瞑想状態に入る ← パーソナリティ
 →パーソナリティは瞑想により鎮めることで、魂の伝達に応答することができ、相互作用が可能になる(魂とのつながりが確立される)
 →その間、沈黙の声、内なる声を聞く過程を経て、想念形態のメンタル物質を発動させるために、聖語を響かせる
 →呼吸は、創造活動の過程そのもの、創造的な生活を送る技術である。
そして、本日から学ぶ規定5に入っていく訳だ。

創造する、ということが、キーワードなわけだが、それは、いわば「神」の意志を地上で実現する、という言い方もできるし、進化の大計画を地上で実行すること、でもあるし、宇宙の法則を、適切に地上で機能させる、という言い方もできるであろう。
その、「創造」または「想念形態の創造」の技術がホワイトマジックなのだ。


規定5
創造された鞘が降下するに先駆けて、三つのことが太陽天使の注意を惹き付ける。水の状態、創造する物の安全、ゆるぎない観照である。かくしてハートと喉と目が三重の奉仕のために結びつく。


太陽天使とは、以前もでてきた通り、魂のことだが、規定5前半の中心となる概念は、

水の状態、創造するものの安全、揺るぎない観照。


水の状態

「創造媒介である人間は、一つの統合的な目的、熱心な瞑想、創造活動という刺激を通して想念形態を建設してきた。そして今、それに自分自身の活力を吹き込み、自らの意志によって方向づけているところであるが・・・」(上p195)

この仕事の効果を妨げる原因の一つが、「水の状態」である。
水は、アストラル、つまり、感情の象徴である。

ひとつには、想念形態の創造は、メンタル体の仕事であるが、物質界で完成するために必要な「欲求」つまり、アストラル的な力を適切に集めなければならない。

しかし、利己的なアストラルの渦巻きに巻き込まれてしまったら、創造の力は消滅し、良き目的のための計画の仕事が具現化に失敗する。

「想念形態が欲求と情緒の界層へ降下したとき、それは、恐れ、疑い、憎しみ、邪な完全に物質的な欲求という、泡立つ水にしか触れないからである。」(上p196)


創造するものの安全

「人々はしばしば自分自身の想念形態によって殺される」(上p198)

のだそうだが、さらにこう続く。

「集中と瞑想による想念の創造は大きな危険性をはらむ問題である。このことを決して忘れてはならない。多くの欲求物質に邪魔されなくても、具現化できないことでメンタル・レベルで人を害するようになる想念形態がある。」(上p198)

それは、2つあり、

1. 自分自身が作り出したものの犠牲になるほど、人がメンタル界で非常に強力になること

2. 人間のメンタル・オーラが厚い濃密な雲のようになるほど、極めて急速に増大することにより、魂の光も、人間の愛も、自然界や三界における生命の活動もそれを貫くことができなくなり、自ら生み出した想念形態によって窒息させられること

である。

または、情緒体から有毒な性質の反応を引き出す思考傾向もある。それは、憎しみと嫉妬と羨望を煽り、その創造者の死を引き起こす物質界での活動を生み出すような、文字通り殺人だったり、病気をもたらしたり、という形で顕現する。

故に、創造にあたり、正しい思考、愛ある願望、純粋で清潔な生き方が強調される。
このようにしてのみ、創造活動を安全に遂行することができる。


揺るぎない観照

「自分が創造したものをしっかりと観照し、同じようにしっかりと必要とされる生命をそれに吹き込まなければならない。そうすることで、その想念形態はその役目を果たせるようになる。」(上p200)

「推論し、考え、系統立て、メンタル質料で形態を築くのを彼はやめる。彼はただ形態に自分の生命を吹き込み、彼の意志を遂行するようそれを送り出すだけである。彼がそれを観照し、それを堅持している限り、彼の創造したものは彼の意図を遂行し、彼の媒介として行動する。」(上p200)


創造しっぱなしではいけないのである。
「観照」し、堅持し続けなければならない。(揺るぎない観照)

この「観照」だが、原著の英語では、contemplationなのだが、これは、サマーディ、つまり、深い瞑想状態、集中度が深まった状態の英語訳だそうだ。

「観照」する、とは、瞑想を通じて、サマーディの状態になることなので、創造した想念形態に仕事をさせるためには、瞑想を高めていくことが必要、ということになる。
(そもそもちゃんと瞑想して、鎮めないと、魂とつながれないけど。)


「彼が想念形態を創造した目的である理想に注意を集中し、形態と理想を一つの揺るぎないヴィジョンの中で結びつけている限り、形態は彼の目的に使え、彼の理想を表現する。ここに大計画との協力を成功に導く秘訣がある。」(上p200)


しっかり集中して、ヴィジョンで結びつけると、想念形態自体が、意図を遂行していく、、ということだ。

自動的になるわけね。



想念形態の創造、、というとなんだか分かりにくいが、これこそ、大計画の一部であり、ある意味、私たち一人一人がその一部一部を担っている、ということになる。

もっと言うと、創造こそが、人が生きる目的であり、役割であるのだ。

しかし、個々が成長(進化)していないと、適切な形でそれを顕現、遂行できないだけである。


規定5 その2につづく。






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# by phytobalance | 2017-08-07 22:42 | アリス・ベイリー・AB