つ、遂に、、この領域に・・・イニシエーション。
どんなに上手く説明できたとしても、怪しすぎる。(友人なくすか、、、あぁぁぁ~。)
言い訳ではないけれど、アリス・ベイリーを勉強していながら何ですが、私、そもそもこの分野(?)の人でなくって・・・
あぁ、駄目だ。もぉぉ、十分~、この分野のぉっ、、、怪しいっ、、、人だーーー!
仕方あるまい。アリス・ベイリーの秘教が説く進化の道筋なのだから。
えぃっ!皆、巻き添えだ!一緒にイニシエーションに向かうぞっ!!
『トランスヒマラヤ密教入門』 第3巻 意識の進化
第3章 イニシエーション
1. イニシエーション
2. イニシエーション:その志願者
3. 第一イニシエーション(誕生)
4. 第二イニシエーション(洗礼)
5. 第三イニシエーション(変容)
6. 第四イニシエーション(磔刑)≪おぉぉぉ~≫
そもそも「イニシエーション」とは何か。
Wikipediaには、人生の節目に行う儀礼・・出生、成人、結婚、死などの人間が成長していく過程で、次なる段階の期間に新しい意味を付与する通過儀礼、とある。
秘教の文脈で言えば、意識の進化の節目の儀礼ということになるのだろう。
意識の進化は、私たち大半の者にとっては、今生で、起きるか起きないかというレベルのもので、進化の節目は、いくつもの人生を重ねないと訪れなかったりするそうだ。先の長い話のようなので、基本的なこと、とか、今の意識でも理解できそうなところを引用してみる。
「各々のイニシエーションは、・・・生命あるすべてのものとの一体感の増大と、自己と他のすべての自己との本質的な一体性の認識を伴う。」
(TH第3巻第3章1. イニシエーション. P92:『イニシエーション』より)
おっ、そんなに怪しくないぞ!
いわゆるワンネス的感覚のことを言ってはいるが、つまり、こちらの分野の共通概念ではあるにはあるけど、「分離感」は健康にもよろしくない、という学術研究だってあるのだ!一体感は、社会生活をする人間には必要なこと。という理解ではいかがかな。
「イニシエーションの儀式は一つの到達点を印す。それは、しばしば思い違いされているが、到達をもたらすものではない。それは単に、・・・達成した明確な進化段階を、人類を見守る教師方が認めたことを印すものであり、・・・」
(TH第3巻第3章1. イニシエーション. P93:『イニシエーション』より)
イニシエーションを受けることによって、進化がもたらされるわけではない。教えを実践して、いわゆる進化に到達した者に対しての印、という感じだろう。
「イニシエーションは、…全く個人的なことである。それは彼の内的達成に基づくものである。イニシエートは、それが起こったとき、自分自身でもわかるものであり、起こったことを誰かが彼に伝える必要はない。」
(TH第3巻第3章1. イニシエーション. P94:『イニシエーション』より)
進化は焦っても仕方ない、、というようにも聞こえる。ただひたすらやるべきことを行い、ある時気づくのであろう。そう気づいていなければ、イニシエーションが起こっていないということだろう。(起こってないなぁ・・・)
「・・・グループ活動を進展させ、他の人々と協力して働けるようにならなければならない。・・・イニシエーションの道で達成しなければならないことである。」
(TH第3巻第3章1. イニシエーション. P94:『イニシエーション』より)
秘教では、人々との協力が必須。何度も何度も出てくる。イニシエーション自体は個人個人に起こるものだとしても、独りで修行して悟りを開くだけでは十分ではないらしい。グループで進んでいくのだ。次にの引用文でもそう示している。
「イニシエートである印は、自分自身、自身の発達、自身の運命に対して無関心であることである。・・・無関心の術を習得しなければならない。」
(TH第3巻第3章1. イニシエーション. P95:『秘教心理学I』より)
常に、そして、すべて、グループのために、ただやるべきことを成すのみ。その暁に、ふと気づくとイニシエーションが起きているのだろう。
「・・・今日誰も自分の小さな世界の中心に立ち、グループの焦点として働くよう期待されていない。今すべきことは、一緒にイニシエーションの道を進むべき・・グループを発見することである。これは≪以前とは≫非常に異なることであり、はるかに困難なことである。」
(TH第3巻第3章1. イニシエーション. P98:『光線とイニシエーション』より)
グループとともに進め、、、とは実は心強いな。独りよりずっといい。困難であったとしても・・・。
「イニシエーションを受ける受けないを気にかけない。・・マインドの姿勢はこのようなものでなければならない。利己的な動機がそこに入ってはならないのである。・・・・奉仕しようと切望する者、世界の困窮の声にうちひしがれる者だけが、扉をたたき、応答を得る・・・」
(TH第3巻第3章2. イニシエーション:その志願者. P106:『イニシエーション』より)
くどいほどに繰り返し出てくる。独りだけでは進化できないのである。利己的であってはならないのである。常に、社会、世界への奉仕を続けることによってのみ、意識の進化が促されるのである。
と、でも、、これは、イニシエーションに限ったことではないように思う。
私たちは、何のために生きているのだろう。どうやって生きていきたいのだろうか。
こんなに人口が増え、社会は複雑になり、格差ができ、環境を壊して、自分の身には起こって欲しくないことが沢山、世間で、そして、世界中で繰り広げられている。自分だけ、そこそこ幸せに暮らせれば、人生を全うできれば、ハッピーだろうか?
意識の進化もイニシエーションも、横に置いておいていいだろう。
秘教は、実は、私たちが、今、この現代をよりよく生きていくためのメッセージ、、、、、でもあるのだ。