人気ブログランキング | 話題のタグを見る

フィトバランス phytobalance

phytob.exblog.jp
ブログトップ

ハイラーキーの出現 第2章 p144-p152

ハイラーキーの出現 第2章 p144-p152_f0053026_13014404.jpg
『ハイラーキーの出現』輪読第8回

第二章 世界の全般的な状況 


世界の危機

1939年9月

この項は、人類が直面している危機を大局的に見れるようにと、大師がいろいろな解説をしてくれている。



まずは、人類の途方もない争いを見て、ハイラーキーの意識に浮かび上がる二つのこと

その1
起きていることは人類自身の所業であり、人類自身の過ちが招いた結果であることを、人々は認識している、ということ。で、それに対して、人は、責任を感じているか、故意に責任を他人に擦り付けているかしている。
(見抜かれてる!)

その2
戦争、分離、残虐行為、劇場、利己主義がまかり通っているけれど、人類史上最も多く、真の理解、善意、外交的な愛が存在している、ということ。

ふ~ん、そうなんだ。それは良い!

「現在の正しい本質的な態度が損なわれないよう心がけること」(p145)

は~い!



次は、ハイラーキーの秘密会議が25年ごとに開催されているそうなのだけど、これが書かれた時のすぐ前に行われた1925年の会議によってつながった3つの出来事についての説明。

1. 霊的な真の愛というキリスト原理が新たに流入した。
それにより、平和、世界的な理解、前理、慈善活動、同胞の諸問題への大衆の目覚めなどの運動が急速に成長した。

2. 関係の原則が刺激され、新聞、ラジオ、旅行といったあらゆる相互交流の媒体が発達し完成することにつながった。
これは、外的に人々を緊密に結び付けることで、内界の霊的な統一を並行して実現するという目的がある。

3. シャンバラ・センターから意志と力のフォースが流入した。
これは、今日の世界で最も強力なフォースであり、世界的な危機の背後にあるエネルギーであり、人類の意識に重大な変化を引き起こす神の意志の現われ。


このシャンバラのエネルギーは、人類史上、過去に2回現われ、人類にとてつもない大きな変化をもたらした。

一回目は、古代レムリア時の人類の危機においてで、これにより、人間の個別化がはかられ、人類は魂を持つようになった。

二回目は、古代アトランティス時代に、「光の主方と物質表現の主方」の間で争いが起こった時であるが、人類はより物質よりになった。争い自体は引き分けだったという。


この一回目は、人類第一の危機であり、人類としての第一イニシエーションにあたるそうだ。
そして、現在(三回目)流れているシャンバラのフォースが、第二の危機と言われ、人類としての第二イニシエーションを果たすらしい。



ここで、三つの大きな惑星センターとセンター間の関係の表が登場。
これをもとに考察し、概念を明確にするのは有意義じゃろ、、と大師は言う。

ハイラーキーの出現 第2章 p144-p152_f0053026_12580601.jpg


これまでは大師たちのハイラーキーを経由して伝導されていたシャンバラのエネルギーは、今、人類に直接影響を及ぼしていて、その強度、強いまんま!!

これ、ちょっと危険な賭けだったらしいが、エネルギーに感応しない大衆に影響を及ぼすことはないと思い(「思う」のか!?)、踏み切ったらしい。そして、メンタル的でより強力なタイプの人を刺激したが、その波及として、ヒットラーとか「邪悪な結果」も起きた。でも、それは、「関係」についての感覚が成長し、一体化、愛ある理解、善意を生み出すキリストのエネルギーが広まり、ある程度相殺された、と言う。

そういうものかね。

と、すかさず大師は、
ハイラーキーが結論を導き出すときには、物質界での出来事でなく、人々全体の光や大勢の人々の内的な主観的反応に基づき、判断するので覚えておくように、と言う。

「形態生命や外的な組織の運命は、感知された内的な霊的発達に比べれば、大して重要でないものと見なされる」(p148)

ということだ。
人間としては、ちょっと酷にも感じられる・・・



人類は今、外界の出来事から判断できるよりも、霊的かつメンタル的にかなりの進歩を遂げており、この発達によりいずれ起こることとして、

1. 外的な破壊
2. 新しくよりふさわしい外的な表現が構築される

を上げる。現在の世界危機は、このためだという。


その4つの原因

1 人類が達成した進化段階
より良い表現形態を構築しないといけない段階にある、ということ

2 カルマ的な原因
古代アトランティスに発生した太古の衝突によるもの(前述

3 大きな変化を引き起こすという宿命を負った何人かの強力なパーソナリティの転生
(これはきっと、前に出てきたユダヤ人のことだな)

4 惑星的な出来事
惑星的なイニシエーションのために必要なフォースとエネルギーが流れている


この四つの段階は、次の法則によるものとして捉えられる。

1 形態表現の完成・・・・・・・・・・・進化の法則
2 カルマの凝結・・・・・・・・・・・・原因結果の法則
3 パーソナリティの成就・・・・・・・・相反する両極の法則
4 惑星的なイニシエーションの達成・・・イニシエーションの法則


なんか難しいなぁ~とぼやきそうだが、すかさず大師は、

「真の理解を育てるためには、ハートの反応だけではなくヘッドの知識も必要である」(p150)

と言うのだ。
・・はい。




今、起きていること明確にするために役立つ2つの視点。

1.現在、惑星に起きていることは、歴史よりもっと昔の、太古に起きたことに起因していることを認識すること。その情報は、聖典、遺跡、象徴の科学、神話や伝説の中に探し求めなくてはならない。

2. 人類の出来事全体を研究する上で、鍵を握るのは、常に、人間(小宇宙)についての研究である、ということ。

追加でもう一つ

この世界的な危機は、人類へのハイラーキーの接近に関連している。

人間王国という巨大な霊的フォース・センターは、非常に力強い段階、非常に高度な振動活動の段階に達しているため、その最も深いところまで揺り動かされている。人類のあらゆる進化段階にある人々やグループがこの刺激に反応している。

この刺激は、このセンターの内部で生み出された者であり、しかもハイラーキーとシャンバラから発せられたフォースによって強められている。




危機に対して、もう抵抗できん!という感があるなぁ・・・









# by phytobalance | 2020-05-01 13:18 | AB ハイラーキーの出現

ハイラーキーの出現 第2章 p127-p134

ハイラーキーの出現 第2章  p127-p134_f0053026_19470669.jpg
『ハイラーキーの出現』輪読第7回

第二章世界の全般的な状況 の続き。



今回カバーしたところの前半は、エネルギーの流れとセンター(チャクラ)との関連付けが説明されているのだが、宇宙的なマクロな視点からで、理解できなかったので飛ばす。

後半、個人的な課題について述べているところを見てみる。


秘教を学べば必ず出てくる現在の人類の課題は、

パーソナリティを、低位我高位我融合させること。

なので、私たちの課題はそれに向けた努力である。


考慮・留意すべき点は4つ。

1 献身的な方向づけられた人間・・・・・・パーソナリティ
2 オーバーシャドーする霊的人間・・・・・
3 イルミネーションを受けたマインド・・・関連付ける媒介
4 聖別され愛に溢れたハート・・・・・・・この三つの表現

これは、パーソナリティ低位我であり、高位我であり、この二つをつなげる媒介となるものが、イルミネーションを受けたマインド、と読む。

これが先に個人の課題で考慮すべきことである。
4は、すべてのものに対する愛溢れ、同情と理解に満ちた、聖別された目覚めたハートであるが、1と2が、3を通して融合することで、4が顕現する、ということであろう。(多分)


重要な検討材料は、危機緊張の時期こそ、大きく前進する機会を与えるということであると説明している。

現在、ハイラーキーも、人々の世界・グループ・大衆も危機状況に直面しているが、この緊張を2つのグループの融合が必然的に起こる「凝結の危機」までもっていくことが望まれているそうだ。

ハイラーキーは、もちろん、危機の必要性や目的を認識している。
しかし、人類側が、苦悩を味わい、途方に暮れ、恐怖心に満ちていて、その危機的状況が意味することを一般に理解していないという。


なんか、現在のコロナ禍を指している感じ・・・


人類とハイラーキーの危機による緊張点は、人類とハイラーキーの融合のための下地を作り、人々のハートをそのために準備させるものなのである。

人類とハイラーキーの融合を引き起こすために働く人々を、世界奉仕者の新集団というのだが、ハイラーキーと人類をつなぐ存在であり、その役割を担っている。


世界奉仕者の新集団なるものは、2種類の人々で構成されている。

1 世界の聖別された奉仕者たち
* 大計画に気づいている
* ハイラーキーからの印象付けを受けやすい
* その印象付けに敏感
* 望ましい融合、つまりグループの一体化を達成するという任務に打ち込んでいる
* 一点の分離主義の染みもない
* すべての人への愛に溢れている
* 理解ある善意が広まることを切望
* 「聖別され愛に溢れたハート」の存在

2 グループ構成で働き、融合引き起こすことができる少数派
* 世界奉仕者の新集団の中から現れる
* 大計画を知っている
* 内界で導いている教師たちと接触している
* より高位の印象付けに敏感
* 「イルミネーションを受けたマインド」の存在

これらは、秘教的な相互関係であるが、自分がどの位置を占めることができるかに注目して欲しい、とジュワルクール大師は言う。

世界奉仕者の新集団は、この世界的な融合を引き起こし、「愛の危機」が起こるのを早めるという明確な機会に直面している、という。


やっぱり、新型コロナは愛の危機なのかもしれないね。





# by phytobalance | 2020-04-25 19:55 | AB ハイラーキーの出現

ハイラーキーの出現 第2章 p116-p125

ハイラーキーの出現 第2章 p116-p125_f0053026_14362089.jpg
『ハイラーキーの出現』輪読第6回

第二章世界の全般的な状況 の続き。



古代に起源を持つ勢力間の衝突

1939年8月


光の勢力闇の勢力の衝突の話。

闇の勢力は、金銭欲や分離主義、物質主義や利己主義が基づくもの。

それらが、協力の精神や理解に基づく融和の精神、霊的なエネルギーに敵対している。

闇の勢力は、物質的な価値と知的なアイディアに専念しており、競争的な協力という方法をつかって、様々な物質主義的な目標を達成し、個人や国家の野望を実現している。

また、知的な計画や概念を大衆に植え付けるために、様々な政党、組織、団体、協会、組合、同盟として存在している。

身近にいそーう。


体制の構築、宣伝、お気に入りのアイディアを発言や文書を通して植え付ける、グループへの忠誠、リーダーに対するグループによる忠実な支持、グループ秩序、などは、闇の勢力によって用いられる基本的な方法!!!

おぉ・・・よくあること・・・


以前出てきた、5つのエネルギーの流れが、攻撃するグループ(闇の勢力)防御するグループ(光の勢力)が入り乱れる中に、また、相争っている多くの組織の中に降り注いるとのこと。

敵か味方かわからない状態?


それらのエネルギーが、反動的な団体(闇の勢力)にも、新しい理想や来るべき文明と文化を擁護する人々(光の勢力)にも影響を及ぼしている、という。

エネルギーの衝撃がどのような影響を及ぼすかは、反応媒体(人、グループ、国家など)の性質によって決まるのだそうだ。

ハイラーキーの出現 第2章 p116-p125_f0053026_13502580.jpg


ここで、第四番目のエネルギーが、ユダヤ人のフォースとなっていることに説明が加えられている。

ユダヤ人は、大計画を成就するための道具になるという役割を担っているとのこと。
この第四番目のエネルギーは、分裂を引き起こすものであるが、それは、統合を生み出し、人類に認識を与え、決断を促すという、目的があり、それが神の計画の一環なのだ。

これと、第五番目のエネルギーの強調される光線は、実は、時代によって異なり、頻繁に変わるらしい。

現代は、パーソナリティの性質の物質的な形態や情緒的な形態が優位なため、それに対応する光線で現われているのだそうだ。

人類のマインド様相がもっと発達すると、闇の勢力が作用する焦点も変わるのだそうだ。

人類は、まだ人類自身の問題に知的に対処していない。

そのため、創造的な過程を司るフォースとエネルギーが、世界の質料といわれるものと、四つの自然王国(鉱物、植物、動物、人間)すべての質料を、来るべき変化に備えさせるために極めて活発に働いている、という。






# by phytobalance | 2020-04-25 14:45 | AB ハイラーキーの出現

ハイラーキーの出現 第2章 p112-116

ハイラーキーの出現 第2章 p112-116_f0053026_19035862.jpg
『ハイラーキーの出現』第5回

第二章世界の全般的な状況 の続き。




人類の運命の霊的な傾向

1939年5月 ウエサク祭

危機と苦悩と不安に満ちたこの時期に覚えておいた方がよいこと、行うよう努力すべきことが、書かれている。

これが書かれたのは1939年。第二次世界大戦の時代。
でも、現在も十分に「危機と苦悩と不安に満ちた」時期だね。


1. 霊的な勢力であるハイラーキーが霊的な存在に立脚している

起きていることのすべての背後に霊的な勢力がある、ということを忘れてはいけない、という。
いろいろあるが、それらは全て、人類の進化のため、霊的存在のはからいだから。

人類は盲目的な無知と無認識の状態から、責任感を身に着けた状態へと確実に前進してきた、らしい。
この責任感を培うために、人類として、どこで誤ったのか、間違いを正すために何ができるのかを自問するために、苦悩や苦痛を経験するのだ。

これって、まさに今の状態だ!


2. 私たちもまた霊的な存在にしっかりと立脚することができる

最も深い人間の特徴のひとつが、神から受け継いだ基本的な善意を表現すること、だという。
何かと孤立感ある現在だが、私たちの関係、能力や欲求、期限や目的地はひとつ。
人類家族には統合性と連帯性があり、独りではないってこと。

霊的なフォースを建設的かつ非利己的に行使しようと努めれば、わたしたちは自分が思う以上にはるかに強力であるという!
だから、私たちの行為が、多くのことがかかっている。
同じような理想と霊的な熱誠を抱く人々が、一切の例外なくすべての国にいる、と断言している。
決して孤立していない。

力を合わせよ!ということなんだろうな。


3. 愛に溢れるハートの沈黙が今後一年間の基調になるべきである

わたしたちができること:
* 極度の精神的な不安におそわれたり、世界の苦悩や不安や悲嘆に打ちひしがれる態度に逃げ込んだりしない
* 霊的な存在に立脚するように努力する
* 毎朝、瞑想のときに、改めて決然とそのような態度をとる
* 日々待ち受けている奉仕を行う時にもそのような態度を保つ

簡単ではないが、

「毎朝五分間、十分に静かにー完全に、そして内面的に静かにーなれるならば、そしてもしすべての思考と言葉に注意深く用心しつつ、精力的に仕事に打ち込み、本当の奉仕を日々行い続けるならば、できることである。」(上p114)

と、励ましの言葉。

達成されることは稀とはいうが、ひとりひとりが自分の発言を制御できるようにするとき、

「発言を制御する最も強力な要因が愛に溢れたハートである」(上p115)

ということを覚えておいてほしい、という。

* でたらめな恐ろしい話
* 憎しみの籠った陰口
* 残酷なあてこすり
* 疑念
* 間違ったよこしまな動機を他人や他国民に転嫁すること
* 世界の様々な国が分離する原因になった考え方の違い

これらが世界を現在の悲惨な状況に追い込んだのだから。

「周囲にみられる同じような発言や思考の習慣に引き込まれ、気がついた時には攻撃や憎しみの精神に加担してしまっていたということは、きわめて容易に起こりうること」

まさに。
現在の新型コロナウイルスにまつわる、ソーシャルメディア上の書き込みを見てもこれは明らかだ。


「どのような人種、どのような人物、どのような集団、集団や国家のどのようなリーダーに関しても、憎悪と疑念の炎を煽るようなことは一切言わないようにしなさい。注意深く身を守らなければならない。そうすることで、自分が個人的に賛成するものや国として賛成するものを擁護する場合でも、気が付いたら憎しみに満たされ、愛の法則 ―世界を本当に救うことのできる唯一の法則― を破っていたということのないようにしなさい。」(p115)

「これに成功する鍵はおそらく、愛にあふれたハートの沈黙であろう。」(p115)


4. 立っていられる強さは、喜びに満ちた態度と、魂へと本当に方向づけられることから生じる

悲観、絶望、憂鬱に、今、負けるならば、自分の環境における否定的で破壊的な焦点になってしまう。

もし、霊的な生命が今日の世界には欠かせないということを本当に信じるならば
もし、神性が世界を導いていることを強くしんじるならば
もし、すべての人間が兄弟であり、私たちすべて唯一なる父の子供たちであるという事実を本当に把握するならば、
もし、人類のハートが健全であることを確信するならば

私たちが変わりゆく世界の真っただ中でも喜びに満ちた安定した姿勢を保っていられる、という。









# by phytobalance | 2020-04-17 19:08 | AB ハイラーキーの出現

ハイラーキーの出現 第2章 p98-p111

ハイラーキーの出現 第2章 p98-p111_f0053026_18285627.jpg
『ハイラーキーの出現』輪読会第3回、第4回。

第二章 世界の全般的な状況

の最初の二つの項を読んだ。

世界が直面している難局の背後にあるフォースを学ぶ。




世界の難局を生み出している原因
1938年9月

人類は、今、とてつもない規模の危機を通り抜けようとしているという。

世界奉仕者の新集団が徐々に形成されていることが、何よりもの証拠だそうだ。

これまでも危機に直面したことが何度かあったが、それは、進化過程において、発達を遂げたために人類が直面してきたということだ。

現在は、アクエリアス時代の到来、その過渡期にいる。
その主な特徴は、統一と統合

それは、政治や国政的な統治機構の、世界で今日起こっている全てのことへの手掛かりを与え、統合、合併、提携へと向かう傾向がなぜみられるのかを説明する、のだそうだ。


外的な混乱の隠れた原因
1939年1月

世界情勢を別の観点からみると、その混乱の原因はエネルギーとフォースの領域にある。

現在、三つの大きなエネルギーの流れが世界に強力に作用しているほか、二つのエネルギーが現れようとしている。


1 最初にして最強のフォース:シャンバラ、つまり神の意志明らかな惑星センターから世界に流れ込むフォース

このフォースは、現在の世界危機の意志様相を具現し、次の二つの付随的な影響、つまり特質を及ぼしている。

a 現在の(政治、宗教、社会に関連した)世界的な形態に見られる望ましくないものや妨げになるものの破壊。

b これまで分離していたものを一つに結び付ける、統合するフォース。


2 二番目の主要なフォースは霊的ハイラーキーの、つまり神の愛が支配的である惑星センターのフォース

現在、ハイラーキーの前にある課題は、神の大計画が物質界で実現し、人類のための神の大目的が今世紀[二十世紀]の末に正しく方向づけられるようになり、適切な役割を担うことができるよう、五つの強力なエネルギーすべてを方向付け統御すること。


3 人類自身が三番目の主要な惑星センター

神の三つの様相の一つである知性がこのセンターを通して表現され、世界に影響を及ぼしている。


これらの三つのセンター(1と2と3)は、相互に密接に関連している。
そして、神が生きていることの現れとして、また、神の大計画が展開していく上での三つの段階を体現するものとして、私たちの体内の三つの主要センター - ヘッド、ハート、喉 - を構成するものである。

人類に奉仕し、世界を癒すことに参加したいと願う人々は、外観、方法、計画、物質界での結果や影響、その背後を見通すとともに、シャンバラやハイラーキーのフォースに接すること。さらに、これらの表現の仕方を生んできた人間の必要にも接するよう努め、そうした表現の仕方をありのままに見なければならない。

つまり、疲弊した制度や子供じみた改善努力ではなく、やがて解放をもたらし、新時代の文化や文明を生み出すための萌芽的な計画として。

ハートはもちろんのこと、ヘッドも使わなければならない。秘教的な理解だが、喉センターを通して創造的に達成される、ハートとヘッドの相互関係によって生まれる緊張感をもって、努力しなければならない。

思考者や奉仕者たちは、表面的な動きにではなく、目覚めようとしている意識に集中するようにならなければならない。形態は損害を被るかもしれないが、人間に固有の認識は今世紀[二十世紀]の間に神聖さを豊かに表現するようになってきている。


4 いわゆる「闇の勢力」つまりブラック・ロッジから、そしてグレート・ホワイト・ロッジとは正反対の声明や働き手たちのグループから三界に流れ込む物質主義のフォース。

闇の勢力について、私たちに伝えることのできるものはほとんどないそうだ。
それは、それらは、人類の問題ではなく、ハイラーキーの問題だからだ。

「この勢力の役割は、形態生命を維持し、顕現の過程に本来備わっている方法や目標を実現することである。いわゆるブラック・ロッジは顕現の形態様相に、ホワイト・ロッジは意識様相に専念している。」(p106)


闇の勢力とは、
  • 古代から続く物質的なものを維持するために働いている強力なエネルギー
  • 結晶化をもたらすフォース、形態を維持するフォース、物質の引き付けるフォース
  • 三界の形態生命内に存在するものの持つ誘惑するフォース
それらは、
      • 生命を付与する新たなものの流入を故意に遮る
      • 新時代に属するものの理解を妨げるために働く
      • なじみのある古いものを維持する
      • 新しく表れるつつある分化や文明の影響力を弱める
      • 諸国民を無分別にする
      • 既に存在する憎悪と分離と批判と残虐行為の炎を着実に煽るように努める
      • 世界の私的な人々に対しては狡猾に働き、美辞麗句で自らの活動を覆い隠す
      • 弟子たちに対してさえ、人々やイデオロギーへの憎しみを表現するよう働きかける
      • 多くの人間の中にある隠れた憎しみの種を育てる

世界の恐怖と憎悪を煽って燃え上がらせ、自分たち自身の目的のために進化や進歩の勢力を阻止しようとする。

彼らに対してできることは、私たちにはほとんどない、という。
あるとすれば、彼らの活動の焦点になりうる要素や、彼らの特異なエネルギーを分配する媒介になりうる要素を、自分の中からなくすこと。

思考やアイディアを統御し、愛ある精神を培い、大祈願を広く使用することによって、自分で思う以上に支援することができる。


5 世界各地にいる。ユダヤ人と呼ばれる人類の一部から発せられるフォース。

これは、特定のどの個人にも関係はない。ユダヤ人全体にまつわる世界的な問題の背後にあること。


人類家族の一定割合の人々は現在の太陽系の終わりに目標まで到達せず、次なる第三の太陽系が顕現するときまで、プララーヤ、つまり溶解状態に入り、のちに、太陽系において未来の人類の前衛になり、シンボルになる。

(秘教的には、現在は第二の太陽系、ということになっている。)

これと同様に、いまユダヤ人と呼ばれている人々は以前最初の太陽系と二番目の太陽系の幕間にプララーヤに入っていた集団の子孫である。

ユダヤ人は世々代々、他のすべての民族からの分離に固執してきたが、自分たちが「選ばれた民」であるという知識を以前の太陽系から持ち越してきた。

それは、初期レムリア時代に、人間がまだ全く存在しなかった世界にユダヤ人が入ったとき、民族の純潔を守ることがその主要な課題だったからである。

長い間、ユダヤ人自身が不利益を被るとともに、憎悪と分離の勢力がユダヤ人を利用して世界の混乱を掻き立て、分離という人類の基本的な問題を危機いまで追いやることが可能になった。

「さまよえるユダヤ人」は最初の太陽系から現在の太陽系へとさまよってきたが、この太陽系において同化吸収という教訓を学び、さまようのをやめなければならない。


これら二つのフォース(4と5)によって、
「人類とハイラーキーが直面する問題は非常に複雑になっているが、それはまた、適切な状況を生み出すためには常に必要とされる釣り合いを保つ役割も果たしている・・・」(p105)


この危機的な時期に奉仕しようと努めるすべての弟子たちは、この二つのフォースを考慮に入れなければならない。

また、新しいグループ・ワークを開始するときも二つのフォースを計算にいれなければならない。
そうしないと、間違った理想主義と思考がクループ・ワークを妨げることになりかねないから。

現在、人類の中で出会いぶつかり合っている五つのフォースを理論的に認識しなければならない。

弟子たちがメンタル・レベルでグループ・ワークを一緒に行うとするならば、偏見、憎悪、そして優越感や批判につながるあらゆる傾向をマインドから除去しなければならない。

こうした考えや想念がある場合、グループとして働くことはできない。

これらのグループによびかけた仕事がどうであれ、外的なグループ・ワークもおこなわなければならないということを認識することが、すべてのグループのメンバーにとって必要不可欠であるという。自分自身のグループ・ワークの重要性に満足してしまい、客観的な奉仕がないがしろにされる状況を許している人々がこれらのグループにはあまりにも多くいるから、とのこと。





# by phytobalance | 2020-04-02 18:32 | AB ハイラーキーの出現