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ホワイトマジック 7月後半 規定5その2 & 規定6

規定5
創造された鞘が降下するに先駆けて、三つのことが太陽天使の注意を惹き付ける。水の状態、創造する物の安全、ゆるぎない観照である。かくしてハートと喉と目が三重の奉仕のために結びつく。

の続き。
後半の「ハートと喉と目」のお話。


ハートと喉と目

真の創造活動が可能になる前に、ハートと喉と目を意識的に用い、使いこなせるようにならなければならない、らしい。

ハートと喉と目は、つまり、ハート・センター、喉センター、眉間のセンターを指しており、これらを目覚めさせ、相互調整していくことが必要とのこと。
これを目覚めさせ、センターを消極的な状態から積極的な状態に変化させないとならない。
それは、以下の方法で起こる。

まず、低位のセンターの積極的なエネルギーを高位のセンターに移行させる。
その時、下記の( )に示したような方向転換が起きる。

・仙骨センター(肉体) → 喉センター (創造力)
・太陽神経層センター(欲求) →ハート・センター (グループ意識)
・脊柱基底センター(物質) → ヘッド・センター(理想) →眉間(魂)

次に、メンタル体を発達させる。
なぜなら、低位のセンターから高位のセンターへとエネルギーが移行し、方向転換が起きた時、新しい意識、新しい実存、新しい存在状態に心理的に目覚め始めるが、この過程において、知的な理解と正しく論理的に推論する能力が、直感と霊的知覚力と平行して成長していく必要があるからである。
そのため、この過程をゆっくりと進むことが大切であるという。

メンタル体の発達が伴うことが、必要なのである。


熱誠家の段階だと、7つのエネルギーを使いこなせないので、次の3つのエネルギーに集中して訓練すべき、とのこと。

1.意志、強さ、力のエネルギー:第1様相。ヘッド・センターを媒介にし、魂を経由してモナドから直接やってくる。
2.愛と知恵のエネルギー:第2様相。ハート・センターを媒介にする。グループ意識の拡大を生じさせる。
3.活動的知性のエネルギー:第3様相。形態様相を活気づけ、統轄する知性の主観的な目的と一致する形態を創造するエネルギー。

熱誠家は、最初に集中するセンターは、ハート・センターが望ましいと言う。それは、グループ意識を発達させずに、喉センターが目覚めてしまうと、創造力が自我の拡大と様々な野心に従属してしまうから、だそうだ。

なるほど。なんか、納得。そのようなことが、あちらこちらで見受けられるかも~。
心したい点だな~。


センターの目覚めと相互調整を成し遂げるための、熱誠家の必要条件が説明されている。

1.性格構築:悪徳と呼ばれる、魂を鞘に従属させ、低位我の衝動と傾向に従わせるエネルギーを、美徳と呼ばれる新しいエネルギーと波動のリズムを呼び込む作業。
2.正しい動機:光が道を照らすにつれて、新しいより高い動機が現れるため、漸進的な努力が必要。
3.奉仕:正しい動機について学ぶことが、正しい動機につながり、個人への奉仕からクループ奉仕、いずれ、大計画の奉仕へと成長していく。
4.瞑想:良い性格と清い生活という基礎がなければ、瞑想を始めることは危険であり、有益でない。奉仕したいという願望がないとき、瞑想は危険。
5.センターについての研究:脊柱上のセンターに働きかけることはなく、全て、魂を通してはたらく意志の座とパーソナリティの総合的な表現がある頭部内、頭部から行わなければならない。
6.呼吸法:日常生活にリズムを課さないと安全に活用できない。効果は、酸素を送り込む、リズム、プラーナのエーテル体への影響、センターへの効果。


前回の引用で、規定5には、再統一とあった。
この再統一とは、創造された想念形態が、三界すべての物質で構成された三重の形態をまとい、三重の形態と一体となった魂が、ハートと喉と眉間のセンターの活動とそれらからの放射によって、活性化されることを指すらしい。

上から降ろされた想念形態が、物質界と「統一」され、地上に顕現すること、という理解で、、、よいのかな。



規定6
目が開いたとき、低位の四つのものを構成するデーヴァたちがフォースを感じる。そして、彼らは追い立てられ、自らの支配を失う。


ホワイトマジック 7月後半 規定5その2 & 規定6_f0053026_18062764.jpg
規定6は、メンタル界の最後の規定である。
前回の最初に書いたまとめでは、

規定6 方向転換:大計画についての明確なヴィジョンが生じる。

と、あった。
方向転換とは、「質料」の入れ替えのことである。

この章では、ヴィジョンと、質料の入れ替えについて説明している。


目の働き

規定5に出てきた「観照」にはヴィジョンが必要であるとのこと。
なぜなら、観照こそが、創造した想念形態を維持していく、エネルギーだからである。

「観照するためには、特定の目標に一点に方向づけられたしっかりとしたヴィジョンが必要である。」(上p254)

ということで、魂は、
1.至上なる光の方向
2.魂の世界
3.三界における自らの反映であるパーソナリティ
を見つめている、とある。

この3つの観照の方向と3つの主要センターの目覚めの間には、興味深い関係があるらしい(が、難解らしい)。

第三の目と呼ばれている眉間のセンターには独特で特別な働きがある、とのことで、第三の目の話になる。

第三の目は、霊的な太陽の光に反応して存在する、霊的な目。
魂が、この第三の目を用いて遂行する活動が3つある。

1.ヴィジョンの目:形態の背後にある神聖な表現のあらゆる様相を見る。
2.魔術的な仕事を支配する要因:知的な意志の行使によって建設的な目的を持って遂行される。
3.破壊の様相:第三の目を通して流れるエネルギーには分解し破壊する効果がある。物質質料を追い払うことができる。

3番目に「質料」がでてきた!


「第三の目は意識の発達と正しい整列と魂生命の流入の結果として開く。その時、第三の目の磁力的な支配するフォースが感じられるようになり、それが低位諸体の生命を支配し、低位の四つのエレメンタル(地、水、火、風)を追い出し、月の主たちに権力を放棄させる。それまで主人であったパーソナリティーはもはや支配できなくなり、魂が三界における完全な主権者になる。」(上p259)


これが、規定6の「低位の四つのものを構成するデーヴァが・・・」の意味である。
4大元素と言われる地・水・火・風は、元素だけに物質である。これら物質は、月が司っているものである。そして、この4つの元素(エレメンタル)は、それぞれのデーヴァが構成している。

私たちに馴染み深い地・水・火・風だが、創造を完了するには、そして、進化のためには、物質は、いずれ手放されねばならない。それを行使するのが、第三の目のひとつの機能なのだ。

3つ目の破壊的な様相は、モナド、意志の様相。モナドが、最終的にすべての形態を破壊し、顕現から撤退し、創造活動の周期を終わらせる、とのこと。

ここに創造活動が完成する。


「ヘッドに意図を強く集中させ、注目を第三の目を経て、用いるべきセンターに差し向けることによって、フォースは正しい出口を見つける。そのフォースを効果あるものにするのは、活性化する方向づけられた知的な意志である。これらの点をよく研究しなさい。というのは、これらの中に、あなた自身の生命を再建する魔術的な仕事、あるアデプト方が遂行しつつある人類の再建という魔術的な仕事、そしてオカルト・ハイラーキーの推進力になっている神の計画の進展という魔術的な仕事に関する鍵が見つかるからである。」(上p260)


という文章で、この規定は締めくくられているのだが、前半は、これまで説明されてきたことで、なんとなく理解できる。しかし、後半は、よくわからない。
どんな鍵が隠されているのか。

次回から、いよいよアストラル界の規定に入る。




by phytobalance | 2017-08-08 17:57 | AB ホワイトマジック