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ホワイトマジック 11月前半 ハイラーキーの創設

規定10
創造された形態が水に浸されるとき、水は吸収され、そして用いられる。形態は強さを増す。仕事が十分なものになるまで、魔術師はその仕事を続けなければならない。そして、外なる建設者に仕事を辞めさせ、内なる働き手に自らの周期を開始させなければならない。


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規定10はまだ続く。

ハイラーキーの創設

という節に入る。


なぜ、ハイラーキーなるものが存在するのか。
それは、人類の進化・・つまり、法則・・と関係している。



「人間の開花を促す様々なエネルギーが人間の経験の場を構成している。

この二つの言葉 -開花と経験-は、常に関連付けて考えるべきである。
・・
人間が形態の世界で経験するとき、それと並行して、意識の開花が促進される。
この開花が認識に絶えず変化をもたらし、その結果として、新しい認識状態へと絶えず方向転換させられるとき、それは必然的に新しい経験- 新たな現象、新しい存在状態、知らなかった多次元的な状態の経験- へとつながる。」
(下p73)

これまで見てきたように、形態にこだわっていてはいけない状況ありながら、形態の世界の経験そのものが、意識の開花を促進するという。

形態を十分経験することも必要なのだろう。無駄なものは何もない。


「最初、自己は形態であるというイリュージョンによって二重性が完全に消え去ってしまうほど、自己は形態と同一化する。そのとき、形態が存在するすべてであるかのように思われる。」(下p73)

これはまさに、私たちの多くが置かれている状態だ。


「次に、内在の自己が形態だけでなく、自分自身にも気づき始める段階が訪れる。このとき、私たちは高位我と低位我の観点から語り、自己とその鞘、自己と非自己について語るようになる。この二重性の段階は弟子と熱誠家の段階であり、第三イニシエーションのための訓練を行うようになるまで続く。彼は、自分が形態内に束縛された霊的存在であることを知りつつ、この訓練を開始する。しかし、長い間、形態の意識が優勢なままである。」(下p73-74)

自分は二重性を感じられているか、まだまだ疑問だ。
確かに形態だけでない、ということは、秘教のような勉強をしていると知識としてあるが、体感しているだろうか。


「そして、どちらも優勢ではなくなるバランスのとれた生涯を迎える。

その後、バランス点が変わり、-影響力の観点からみて- 魂が支配力を発揮し始め、意識様相全体がこの二つのうち高位のものへと移り始める。しかし、まだ二重性は存在する。なぜなら、ある時は魂と同一化し、ある時は形態性質と同一化するからである。・・・徐々に彼は魂に「吸収」され、すべての形態内のすべての魂の様相と連結するようになる。

やがて、魂以外のものは存在しないという認識が芽生え、その結果、より高い統一状態が生まれる。」(下p74)


人間の進化についての簡潔な概要だ。
しかし、そこまで辿り着くには、あといくつの生を経験しないといけないのだろうか?


「熱誠家は自分の中で、人類のこの開花過程を繰り返し、人類のドラマを再演する。」(p75)

個人も人類全体としても、このような過程を経て進化していく、ということか。


この進化を促すために、ハイラーキーが存在し、仕事するのである。


ということで、ハイラーキーについて、歴史的に説明されている。
抜粋してみる。

☆1800万年前(!)、シークレット・ドクトリンを広める運動を開始 (p76)
・最初の先導者のうち4人だけが今も私たちとともにとどまっている。
・ある生命存在のグループが、惑星のハイラーキーを形成する。
・画期的な出来事として、
  ①第四王国(人間王国)のグループ・ソウルの明確な結晶化
  ②動物人間におけるマナスつまりマインドの目覚め
  が起きた。(p77)
・シャンバラに指令本部を置き、物質界にエーテル物質として存在する。(p78)

☆約1700万年前、濃密な物質界に秘儀のための組織と本部を設置し、アデプトとチョハンからなる一団を濃密な肉体で機能させ、急速に目覚めつつある人類の必要を満たすという決定を下す。
・最初の居住地は、南アメリカの中央にあるイベズの初期の寺院。
・二つ目の支部は、アジアに設立。

*イベズ(IBEZ)とは、神聖な原理のうちの四つの原理を体現してきた地球連鎖の四つの天体での四人のアバター型の真の名前の頭文字とのこと。

*イベズのアデプト方の仕事は、神秘主義を刺激、人間原子内の神の王国を刺激すること。

☆数百年前、イニシエーションの扉が開かれた
・ロッジは2つの決定を下した。(p80)
①人間が肉体とアストラル体を統合し、自我意識を持って考えることができるようになるだけでなく、物質界とアストラル界を超越してしまうまでは、個別化を停止しなければならない。人間がグループ意識になったとき、自我意識の王国への扉は再び開かれるであろう。
②神秘主義の道は、いずれは秘教の道へと移行しなければならず、教えを伝えるために計画を立てなければならず、人間の中にある神だけではなく、見えるものすべての中にある神の性質を明らかにする秘儀を設立しなければならない。

・当時の状況(p81)
①大勢の人々が肉体に偏極していた。
②黒色のアデプトたちと左手の道の信棒者たちの行為のため、イベズのアデプト方が秘儀をより困難なものにし、誤用と曲解が起きないようにした。大きな力と知識を持った多くの人々がアデプト方に戦いを挑んだ。これが黒魔術と白魔術が現れた原因の一つであり、洪水という浄化の水が必要であったと思われる理由の一つである。(注:ノアの箱舟)
③初期のイベズの秘儀において建設された強力な想念形態。これは「敷居の住者」であり、熱誠家が前進できるように、壊されなくてはならない、とのこと。

*イベズのアデプト方の仕事とイベズの寺院の秘儀は今も存続しており、世界中に肉体として転生している大師方とアデプト方によって進められている。人間が実際に本来の自分、つまり地上を歩く神になり、低位性質が魂つまり愛の様相によって完全に支配され、それが理論上ではなく行為と事実においてもそうなるように、彼らはサイキつまり、エゴ、魂、の意味と人間という単位の意味を教えている。(p82)

これらがハイラーキーの行ってきたこと。
ハイラーキーが決定を下し、進化を促している!?

にわかには信じがたい。
物語のストーリーのようだ。


これまでも何度となく出てきたと思うが、現在のアーリア時代の進化の目標は、メンタルエネルギーを統御し、魂とつながることである。

アトランティス時代のハイラーキーは、ハートを目覚めさせることに努力の基礎を置いた。

しかし、この時代の弟子たちは、
「第三イニシエーションまで、メンタルエネルギーを統御し、支配し、活用する努力として、メンタル・エネルギーを使って仕事をする。その時、魂の意志様相を(魂のレベルから)伝達することに集中するよう試みる。その意志は、パーソナリティーが魂の自動装置になるまで、パーソナリティーに課せられなければならない。」(下p83)

パーソナリティーが魂の自動装置!!
これは、完全なる魂の支配を意味する。


「そうすることで、直観が支配し、直観界つまりブッディ界からのエネルギーが形態性質であるパーソナリティーに衝撃を与え始めるようになる。この直観が支配する時期に先立って、直観がその役割を演じ始め、イルミネーションの意味を学ぶために多くの生涯を過ごすことになる。」(下p83)

ここで、メンタル界の上のブッディ界とのつながりが少しずつ出てくる、というわけだ。しかし、多くの生涯を費やさなければならない!


「しかしながら、第三イニシエーションを受けるまで、支配要因は純粋な直観知覚(純粋理性)ではなく、イルミネーションを受けたマインドである。形態意識からの明確な移行を印すこの偉大なイニシエーションの後に、イニシエートは意のままに直観界で機能することができるようになり、マインドは背景へと着実に退けられ、・・・マインドが潜在的な本能性質の一部になる。」(下p83)

第三イニシエーションを受けるまでは、まだ、低位のマインドに支配されている、ということわけだ。イニシエーション後にはじめて、マインドが本能性質の一部となり、つまり、統御ができるようになる、ということなのだ。


「直観知覚、純粋なヴィジョン、直接的な知識、普遍的なマインドの未分化のエネルギーを利用する能力は、アーリア時代のアデプト方の主要な特質である。」(下p83)

マインドの未分化、つまり、低位マインドと高位マインドが統合、統御された、ということなのだろう。


弟子たちは、以下のような道を歩む。

①メンタル界で働くことで二重性の認識が生じる。自己と非自己の融合が目標となる。
形態との同一化をやめるようになり始め、自らが二重であることを認識したときに初めの一歩が踏み出される。

②マインドは、正しく活用されたとき、二つのタイプのエネルギー、つまり一なる生命の顕現の二つの面の記録装置になる。マインドは現象の世界を記録し解釈する。また、魂の世界も記録し解釈する。

③魂とその道具が融合し、一体になり、二重性は消える。そして、魂は、存在するすべてのもの、存在してきたすべてのもの、が自分自身であることを知る。

④チッタつまりマインド・スタッフが抽象的なアイディアによって活動へと駆り立てられ、これに神の意志と目的についての神聖な理解力と総合的な理解が加わる。
弟子たちは、1.マインド・スタッフ(チッタ)、2抽象マインド、3直観(純粋知性)の三つの様相を意識内で統一しなければならない。
統一したとき、弟子は、1霊的トリアッド、2コーザル体、3パーソナリティーをつなぐ架け橋(アンターカラナ)を建設し終える。


「そのとき、エゴの体はその目的を果たし、太陽天使はその仕事を成し遂げ、存在の形態面はもはや、私たちが理解し利用しているような意味での、経験の媒体としては必要でなくなる

人は、唯一なるものであるモナドの意識へと入り、コーザル体は分解する。パーソナリティーは消え去り、イリュージョンは終焉を迎える

これが偉大なる仕事の完成であり、また一人、神の子が父の家に入ったのである。」(下p89)

太陽天使とは、魂のこと。
ここで、魂の仕事が成し遂げられる、、、、。


「彼はそのとき、仕事のために自らの表現体を建設することができる。彼はエネルギーを通して、そしてそのエネルギーを通して、大計画が命じるように、仕事を行うことができる

この最後の言葉に注目しない。というのは、この言葉には顕現の秘密を解き明かす鍵が秘められているからである。」(下p89)






by phytobalance | 2018-02-06 23:12 | AB ホワイトマジック