規定10
創造された形態が水に浸されるとき、水は吸収され、そして用いられる。形態は強さを増す。仕事が十分なものになるまで、魔術師はその仕事を続けなければならない。そして、外なる建設者に仕事を辞めさせ、内なる働き手に自らの周期を開始させなければならない。

今の時代と未来
あと少し。
メンタルエネルギー
ここでメンタルエネルギーについての説明になる。
それは、今後、人類の中で、メンタルエネルギーの力が強くなってくればくるほど、そのエネルギーを使える人が使えない人々を分類する傾向が出てくるからとのこと。
この分離は、マインドのグラマーに過ぎないのだが、マインドが支配的になり、誤って導くものになる時代が到来することが示されているから、、という。
「意識的にこのタイプのフォース使っているのはまだ少数の人々だけであり。・・この・・能力を利用し、メンタル体で意図的に機能している人は一万人に一人いるかいないかである。」(下p53)
ということではあるが、
「人類全体を眺め、人類の過去の発達を振り返ってみると、メンタル・エネルギーが極めて明確な影響を与え、際立った成果を生みだしてきた・・・」(下p53)
というのも、
「苦痛とその結果としての分析と関係づけの過程、記憶と心象化を通して、人間は、何を避け、何を培うべきかを学んできた。」(下p53)
から。
人間は、苦痛と識別能力を通して、メンタル・エネルギーを動物とは違った活用をしてきた、という。
「人間はしばしば懸命ではない選択を行っており、グループ活動を支配しているアイディアは最高のものではない。
また、よく知られているように、世論は個人的かつ利己的な関心によって形成されている。これはあまりにも悲しいが真実である。
それにもかかわらず - 苦痛を通して、そしてアイディアの領域で選択能力を活用するよう学ぶことによって - 人間は完全な自由へと、そして地上の完全な支配へと着実に前進しつつある。」
(下p53)
と、いう。
だから、
「すべての学ぶ人々が、マインドの性質と使い方を理解しようとする時に最初に学ぶべきことは、・・・世間の意見は、正義についての個人の意識に席を譲らねばならないということ、・・・・」(下p55)
苦痛を経験しつつ、識別を学び、マインドをしっかり使えるようになりなさい、と言っているのだろう。
マインドのエネルギー
マインドのエネルギーも三つの様相がある。
1低位具体マインド:チッタつまりマインド・スタッフと呼ばれているもの。
想念形態を建設する能力。想念は物である。
2 抽象マインド:アイディアの世界に関係するマインドの様相。
原型を構築する能力。形態を形成する上での青写真を扱うマインド。
3 直感つまり純粋理性:人間にとって知性の最高様相。
人間が普遍的マインドに接触し、計画を総合的に把握し、神聖なマイディア
をつかみ、根本的かつ純粋な真理を取り上げることを可能にする能力
(下p61−62)
したがって、
「人間に理解できる最高のものは、わたしたちが具体マインド、抽象マインド、直感つまり純粋理性と呼んでいるものを通して表現される普遍的マインドである。」(下p61)
のだそうだ。
「熱誠家のあらゆる実践の目標は、彼が扱うようにならなければならないマインドの様々な様相を理解することである。」(下p62)
(はい。)
ゆえに、熱誠家が行うべきことは、
1 考えるようにならなければならない。
2 自分の思考過程と形態建設での癖を突き止め、神聖な想念形態つまり世界創造の過程の基礎になっているアイディアを発見し、・・・大計画と協力して働き、自らの想念形態の建設をこれらのアイディアに従わせなければならない。
3 理想主義の発達から、さらに深く進み、純粋な直感の領域へと入らなければならない。
4普遍的マインドからの直感として放射される神聖なアイディアに基づいて、意識的に想念形態を建設するという仕事が続く。
これは瞑想を通して進められる。(下p62-63)
とのこと。
熱誠家の目の前にある仕事は、以下の通り。
「真に学ぶすべての人は、この過程において低位マインドを高位マインドに焦点化し方向づけるために集中が必要であることを知っている。
想念形態を建設する低位マインドの正常な傾向は一時的に抑制される。マインドを光の中に保ち、その光の中で計悪を認識するマインドの能力である瞑想を通して、彼は必要とされるアイディアを「もたらし通す」ことを学ぶ。
観照を通して、彼は神のマインドから抽出し、神聖な意識から神の想念をもぎ取り、知ることを可能にする沈黙へと入ることが自分にはできるということに気づく。」(下p63)
こうやって、マインドを鍛えるのだな〜。
(なんか遠い世界の話のようだ〜。)
「一人の思考者は小さく重要ではないかもしれないが、兄弟たちと協力することで、彼は強力なフォースを揮う。人々が着実に強く正しく思考するようになり、メンタル・エネルギーの正しい使用法を理解することによって初めて、漸進的な進化は望ましい線に沿って前進することができる。」(下p64)
ここでもグループ。
協力することで、進化する。
幸福と喜びと至福の違い
ここで、幸福、喜び、至福についての違いが述べられている。
それは、説明を端折ったが、マインドを鍛えて、
・ヴィジョンを感知する能力を高め、
・感知したものを、苦闘し理解して、メンタル界に引き下ろし、
・ヴィションに関する想念形態を建設し、
・最後に、大勢の一致団結した努力とともに、物質界にそれを実現する。
その努力の過程を経て、ヴィジョンが具現化した時の喜びが述べられているからだ。
しかし、喜びは、幸福とは異なる。
幸福:情緒に起因するもの。パーソナリティーの反応。
何らかの低位性質を満足させる状態にパーソナリティーがある時に起こるもの。
肉体が快適であり、環境や周囲の人々に満足し、もしくは、メンタル的な機会と接触が満足できると感じる時、幸福に感じる。
幸福とは、分離した自我の目指すもの。
(下p67)
わぁ〜。
・・・なんといっていいか。
私たちは、幸福を求めているのでは・・・
意味、わかるけど、きっついなぁ・・・
喜び:魂の特質。整列を達成した時にマインドによって認識される。
熱誠家が喜びに関与しているのであれば、それはグループ意識、グループの団結、すべての存在との一体化、これらの結果として怒らなければならない。
それは結局のところ、幸福に置き換えて解釈できるものではない。
(下p67)
なるほどね。
幸福とは確かに違うね。
至福:霊の性質。魂が父との一体性を認識するまでは、それについて思索することは無益である。
(下p67)
今は、それを感じられないのだから、考えても無駄・・。
はい。
「喜びのためにではなく、喜びに向かって働きなさい。
報酬のためにではなく、援助したいという内的な要求によって働きなさい。
感謝されるためにではなく、ヴィジョンを見たことによって起こる情動とそのヴィジョンを
地上にもたらすためにあなたがたが果たさなければならない役割を
認識したことによって働きなさい。」(下p66)
これが歩むべき道・・・
エーテル体
「あなたがたが人類の兄たちと呼ぶ方々にとって現在の主な努力目標の一つが、エーテル体の刺激、純化、調整である・・・」(p70)
それは、
「私たちが考察しているすべてのエネルギーの媒体でもある。」から。
エーテル体は、以下の理由で重要だという。
・エーテル意識は人類が進むべき次の段階。最初、エーテル界を見たり、エーテル物質を認識する能力として示される。
・科学者が直ちに探求すべき領域
・現在、肉体がかかる病気の帯部分はエーテル体に起因している。病気の原因はアストラル体とエーテル体の状態にある。
・透視力と霊聴力を安全かつ健全なものにする秘訣はエーテル体の純化にある。
・人類がより優しく穏やかになる秘訣はエーテル体の純化にある。
(p70)
エーテル体!!
ふぅ〜
今の時代と未来 が、やっと終わった〜。
60ページを、結局、4回にわたって書く結果になった。
・アストラルの支配に絡んだ内容。良識とか、真の価値観とか、周期というキーワードも。
・現在の思想分野を歴史的に振り返り、未来も予言!
・新時代を開く3つの発見・発達
・心理学の発達
・現代思想の傾向として、グループ意識と環境意識の指摘
・養う必要があるものとして、完全な無恐怖の指摘
な、感じ。
・アストラルを統御し、マインドを発達させる険しい道
について、ひたすら解説されていた。
今回、その4では、
・近い将来に発達してくるメンタル・エネルギー
についての解説。
と、いう感じかな。
だから、今の時代と未来 というお話。
長ければ長いほど、テーマが多岐にわたるので、ホント、ロストする。
で、規定10の文章と照らし合わせるとぉ、、、
仕事が十分なものになるまで、魔術師はその仕事を続けなければならない。
あたりとリンクするのだろうかぁ?
はぁ〜。
規定10はまだまだ続く、、、、